【ガッツオBF】―古戦場ドリノ砦戦― 
14774:レイラール 2003/02/01 00:16:16 

―…うっすらと、雪が積もっていた…―

かつて、幾多の戦士達がこの砦で戦い、血を流し、命を落とした
勝者も敗者も、憎しみも栄光も…!全てを覆い尽すように、雪は降り続いている

現れしは、4人の闘士達

さぁ 戦いに散った魂達よ…生を羨み、力を欲しよ
その想いは4人の闘士に火を点けるだろう…―!

<ガッツオBF 古戦場ドリノ砦戦 開幕っ!!>
 14775: 組み合わせ発表:執行部(本部) レイラール 2003/02/01 00:17:21 

ファウスト選手vsダーク選手
リュシ選手vsリーフォン選手

尚、このフィールドには「フェレス執行部」がフィールド審判として入っております。

<現在のフィールド>
天候:雪
地面:雪(10cmの積雪)
 14778: BF開始なのですvv:フェレス フェレス 2003/02/01 00:56:38 
ハイ、本部よりご紹介に預かりました執行部のフェレスです(>▽<*)
最終日まで解説・審判として試合展開を見守っていきますので、どうぞよろしくですvv

さてさて、こちらドリノ砦ですが、この砦は実はガッツオの重要無形文化財(でしたっけ?/マテ)に指定されている建物なのですねv
ですので、壊れた場合は本部(レイラ−ルさん)と壊した方が責任を負って修復作業(ぇ)を行うことになりますので、選手の方はくれぐれもお気をつけ下さいませ。
なお、何でそんな場所で試合をするのかと言う疑問、苦情は本部へどうぞですvv
 14779: 開幕:フェレス フェレス 2003/02/01 01:35:39 
「思ったよりも雪が積もったのですね…。ちょっと吹雪いてるですし、完全防備にしてきて正解だったのです……」
呟いて小型無線機のスイッチをオンにする。
「ドリノ砦、選手4人の準備が整いましたので、これから開始宣言するですよ。………え、健闘を祈る??…何で私に言うデスか?」
本部と打ち合わせの最終確認をして、一旦通信を切る。
健闘を祈られたが、その声がやけに悲観に満ちていたのを不思議に思った。

「さてと……]
砦の正門、選手達のくぐる為のどっしりとして重い扉を開け放つ。
マイクに声を通し、高らかに宣言した。
「ガッツオバトルフィールド、古戦場ドリノ砦戦、今ここに開幕ですっ!!!」
 14780: 冥界門より:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/01 01:37:44 
朝から空を厚い雲が覆っていたが、家を出る時ついに灰色の空から白い冬の使者が舞い降りてきた。

「雪かよ…寒いの嫌いなんだよな、俺…う〜、ホッ○イロ持って行こうかな…」

などとブツブツ言いながら、歩き出す。雪は静かに振り続け…ドリノ砦に到着した頃には、足首が埋まってしまうくらいまでに積もっていた。

「冥界門…ここか…」

言って、門をくぐり中に入る。マントに積もった雪を払い落とし、持って来たエール酒を口にすると、冷えた身体が少し温まった。
もう一口含んで、今度は剣の柄に吹きかける。
コロシアムで対戦前にやる願掛けのようなものだ。

「さて、行くか!どいつが相手だろうと、遠慮はしねぇぞ!」
 14782: フロム太陽門:リフ リン・リーフォン 2003/02/01 01:58:58 
結局門を抜けた先も冬景色で、男は担いだ棍をくるりと慣れた様子で下ろした。雪に跡を残しながら歩いていく。式服と靴の生地は薄く、雪原を歩くのは少々辛かったが。

目の前に見えたのは崩れかけた砦。それこそ戦場の跡なのか、壁が脆く崩れて中の部屋が見えている。
「……よっと」
とん、とん、たん。2つ程その場で跳ねて思い切り踏み切り、数度の跳躍で砦の屋根があったと思しき小さな足場に辿り着いた。片足の先だけで立ち、辺りを眺め回す。

「…どなたが相手だか」
棍を構え、片腕を軽く袖の中に引きながら下方を見下ろす。いつでも、間合いに飛び込めるよう――。

ああ、出るな皇ぺッ(袖隠し)
 14785: 選手紹介1:フェレス フェレス 2003/02/01 02:29:19 
ではでは、選手の紹介をv

まず、冥界門より入場いたしました紅の魔剣士ダーク!
彼の主力武器は、禍禍しくも美しい真紅の刀身を持つ魔剣クリムゾン・ブラッド。
普段はガッツオの正面玄関を守っている親衛隊メンバーのお一人。その強さは誰もが認めるところでしょう。
このBFでは、どんな素晴らしい試合を見せてくれるのか大変楽しみなのですねv

続いて、太陽門から入場いたしましたチャイニーズリン・リーフォン!
彼の主力武器は身長ほどの長さの牙龍棍。その身軽な身体から生み出される軽快かつ華麗な技の数々は、きっと私達の目を楽しませてくれるですよv
 14797: 水路門:リュシ リュシ 2003/02/01 16:56:25 
「むー、降ってるなぁ、積もってるなぁ・・・・。」
思わずブチブチと独り言を言いながら、大鎌持って雪道を歩く。
「寒いのはまだいいんだけどねぇ・・・雪に足取られて転ぶってのはあんまりにもお粗末だよねぇ・・・・。」
思わず苦笑いしながら目の前の門を見上げる。

「えーっと、水路門だから・・・此処か。」
一応、周りを確認した後、腰のバックから何かを取り出し門をくぐる。

「さぁーて、誰が相手なんだか・・・。」
周囲に警戒をしつつ、ついでに滑って転ばないように注意しつつ、前へと進む。

右手に大鎌を、左手に怪しい試験管数本持ちながら―



 14809: 選手紹介2:フェレス フェレス 2003/02/01 20:13:34 
続きまして、水路門より登場いたしましたのは闇の方術師リュシ!
主力武器は金色に輝く刃と優美な装飾を持つ大鎌。
私としては左手に持っていらっしゃる試験管がどんな役割を果たすのか非常に気になるところですが。
BS出場者の紅一点の彼女、その可愛らしさと魔法の技で私達をとりこにして下さること間違いなしなのですねv

さてさて、選手の入場は残すところあと一人となりましたが……
(無線入れ)ファウ卿大丈夫ですかー…??…………
(無線切り、デラ笑顔で)
派手な入場を決めようと準備していらっしゃるそうなのですv(ぇ
皆様もうしばしお待ち下さいなのですよvv
 14835: ドリノ砦・正門:ファウスト ファウスト 2003/02/01 23:34:58 
「うぁ・・・なんて状況なのだか・・・」
ドリノ砦正門に立つ私は周囲を見回してうめく
「寒い・・・のは置いておいて」

白・白・白
見渡す限りの白
「積雪が10cm以上・・・やられましたねぇ・・・」
顔を顰めつつマントに積もる雪を払う
そして溜息

「仕方が無い、ですか」
剣の柄を握り込む

「ここは私の戦場、私はこれから戦いへ」
朗々と
「ここは私の戦場、私はこれから戦いへ」
声を高めて
「ここは私の戦場!守護騎士の剣は守るべき者の為に!」
意識を戦場へと適応させる為の儀式


誓願

「さて、と?まずは周囲の把握ですか」
呟いて歩き出した
 14844: 雪中行軍:ファウスト ファウスト 2003/02/02 01:26:35 
「全く冗談じゃ無いですよね・・・」
ぶつぶつと零しながら雪の中歩く、1歩進めるごとに足首まで埋まる
鎧を着てこなくて良かったとおもいつつ
時々付いた足跡の上をはみ出さないように数歩戻り横手にジャンプ
そして又歩き出す
足跡で居場所を特定されない為に行う初歩的な誤魔化し
まぁやらないよりはまし程度の物

「ふ、む・・・まぁこの辺りかな」
周囲200m程度の探索
私は自分の『戦場』をここに決める
魔法的な装備の無い今の自分には雪を利用した罠は出来ないが

「しかし、まぁ使えそうな物は・・・ありますか」
服の袖口から艶消しのされた鋼線を引き出す私の目には

崩れかかった砦の城壁やアーチが映っていた
 14853: 選手紹介3:フェレス フェレス 2003/02/02 03:37:08 
最後に、正面大正門から入場いたしました苺伯しゃk(連行(悲鳴(間)…もとい、白薔薇の騎士ファウスト!
彼の主力武器は細身の刀身も持つ守護剣ガルディアと竜の……ぞうじるし?(登録票の「象嵌」と云う文字が読めず)…、が施された覇刀竜皇刃。
その2つの武器を自在に操りオールマイティに攻防をこなす幻惑の苺魔術の数々(えぇ?! 苺の軌跡が光る魅惑の剣裁きをご堪能あれ、ですよvv

こちらドリノ砦も役者が揃いましたv
これから始まる選手4人の華麗な戦い、皆様、最後までお付き合い頂きご堪能下さいですよ!v
 14865: 雪中行軍:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/02 13:03:17 
砦の中を、対戦相手を探して歩きまわる。
白薔薇の騎士ファウストはもう来ているのだろうが、未だ接触がない。
「おいおい、俺はかくれんぼしに来たんじゃねぇぞ…そっちがその気なら、俺も手荒く行くぜ?」
言って、大剣を逆手に持ち地面に突き立てる。左手で印を結びながら口にするのは、力ある言葉…

「煉獄にて荒れ狂うゲヘナの炎よ。其は汝が命に従い、彼の者を焼き尽くせ!」

言うと同時に、左手を天に向かって突き上げる。刹那現われる、数個の火球。

「魔界粧・紅煉陣!!」

左手を振り下ろすと同時に数個の火球が四方八方へと飛び散り爆音を上げる…
「ファウストー!大人しく出て来ねぇと、次は砦がぶっ壊れるぞ!?」
 14870: 発見…かな。:リフ リン・リーフォン 2003/02/02 16:01:45 
逆手の方角から爆音が響き、あちらはあちらで始まったか、と思う。
「こっちもそろそろ……、お」
見下ろす視界、白と黒の静寂ばかりの世界に不意に別の色が混じり込んで、男はいつもの眼鏡を外した。壊れぬよう、懐に仕舞い込む。ここではない場所から案じてくる式神達にひらりと手を振り、男は改めて棍を構え直した。

「ありゃリュシサンかな…」
裸眼を眇め、相手を見定める。本来レンズを必要としない目に視界は開けて眩しいが、何せそこは相当高い。それでも目に入った紫の髪と褐色の肌、華奢な身体、というか寧ろ手に持つ試験管に確信する。
 14871: お邪魔いたしますヨ:リフ リン・リーフォン 2003/02/02 16:02:18 
「どう戦うかなあ…」
反対の手に持った大鎌。男は考え込む。彼も友人から買ったそれを使っていたことがあるから対策は多分解る、…ただ問題なのはあの不気味な試験管で、

「――考えてるだけ無駄か」

袖の中を確認し、棍をぶんと背後に回すと、男は何の迷いもなく廃墟を蹴った。暫しの落下の後、雪を蹴立てて着地する。対衝撃の為に身を低くして長い棒を構えた足下を中心に、円を描くように雪煙が舞った。

「やっほー、リュシサンv」
目の前十メートルほどの所に、ローブ姿の少女。

「…牙神流殺法皆伝、林李鳳――…参ります」
さあて、兎も角始めるとしよう。
 14885: 雪道を歩む:リュシ リュシ 2003/02/02 21:33:25 
「っ・・・あっちは始まったかぁ・・・・。」
突然聞こえた爆音に思わず耳を塞ぎながら思わず呟く。
「・・・ならばこっちも近い、かな。案外近くに相手居たりして。」
そんな事を思わず呟き、改めて周囲への警戒を強める。
『何があっても直ぐに反応する事、コレだけは忘れないようにーね、自分。』
そんな事を心の中で呟きつつ前へ前へと歩む。

その時―
目の前に突然雪煙が舞い、視界が白く染まる。
慌てて鎌を構え直し、雪煙が舞った場所を見つめる―
 14886: さて、よろしゅー頼みます:リュシ リュシ 2003/02/02 21:54:18 
「やっほー、リュシサンv」
聞こえた声は、馴染み深い声。
視界がだんだんはっきりしていく中、見える姿は馴染みの深い、一人の男性。
リン・リーフォン氏、彼だった。
「リーフォンさん・・・容赦はしないですよ?。」
クス、と軽く笑い鎌の切っ先を彼へと向ける。

「…牙神流殺法皆伝、林李鳳――…参ります」
「紋様方陣術師、リュシエル・F・フィルス・ノット・・・・宜しくお願い致します。」


さて、どう来るか?
安易に仕掛けるのは不味い、と判断しまずは相手の隙を目で探しつつ、少しずつ少しずつその間合いを広げていく―。
 14892: 爆音:ファウスト ファウスト 2003/02/02 23:01:29 
雪原、壁面、アーチ
ソレラに慎重に鋼線を埋めてゆく
袖口から伸びる鋼線は尽きる事無く、切られ、伸ばされ、埋められ、引っ張られて行く
「さて、とこんな所ですかねぇ・・・ん?」
一通り『細工』をし終えた時、感じる魔力の高まり
そして、首の後ろがチリチリするような感覚

−−−危険−−−

「『守護する者』よ!」
反射的に守護剣を握り締め、7枚の障壁を展開しながら身を固める
次の瞬間、爆音と共に周囲の砦が弾け飛ぶ、魔法による砲撃らしい
落下してきた岩が障壁に当り何枚か砕きながら落ちてくる

「うぁ!?無茶しますねぇ・・・」
 14895: 爆音から:ファウスト ファウスト 2003/02/02 23:06:05 
落ちてくる小石と埃を払いながら考える
ダークさんはバリバリのパワータイプ
どちらかと言うと器用貧乏タイプの私は正面切って戦うには分が悪い・・・と言うか自殺行為

「まったく、冗談じゃないですねぇ?本気で」
呟いてこっそりとダークの位置を確認する
彼は雪原の真中に仁王立ちして魔法の詠唱を行っている
「小細工しても無駄、ですかねぇ?」
爆発物を携帯してくれば良かったとおもいつつ移動を始める
「全く・・・『これ』が無ければこのままジリ貧でしたが」
目の前には地下通路の入り口
これを使えば背後や横手に回れる・・・筈
「是が非でも・・・しばらくお付き合い願いますよ、ダーク殿」
 14900: 索敵:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/03 01:55:01 
周囲を爆撃するが、一向に反応が無い。

「チッ!あくまでダンマリを決め込むつもりかよ!?」

これが戦法なのは分かっている。冷静さを欠いてはいけないのも分かっている。が…

「チマチマチマチマやってられっかよ!?何処にいやがる、ファウストー!?」

突き立てた剣を引き抜き、歩きながら炎の魔法を彼方此方に無差別に撃ちまくる。

「魔力切れなんて期待するんじゃねぇぞ?魔族の血を引くこの俺が、この程度の魔法連発しただけで疲弊するワケねぇからな!」

言った刹那、足に何かの感触を覚える…
俺の右足は、何か銅線みたいな物を引っ掛けていた…
 14942: まずは一手かな:リフ リン・リーフォン 2003/02/03 13:04:04 
間合いを広げる相手に、自分も後ろへ一旦小さく跳躍。次いで袖の中から匕首(小さな飛刀)を投げつけた。宙を裂くそれら2本は、勿論僅かに動かされただけの鎌に当たってあえなくぽとりと地面に落ちる。
が。

飛ばしたナイフの一瞬後を追うように地を蹴る。棍はナイフを投げると同時に取り敢えず地面へ。ナイフを弾くために一瞬だけ揺れた鎌の刃の下をかいくぐり、そのまま懐に潜り込んだ。
「そろそろ本格的に始めないと」
ふい、と掌に溜めた気が、手の動きにつれて離れた地面の雪をも融かす。足下から相手の身体を掠め、顎に向けて掌底を放った。
「牙神流裏伝参式・裏天豪掌!!」

片手の試験管が見えたが、構わないと思った――
 14951: 反撃:ファウスト ファウスト 2003/02/03 15:00:12 
相変わらず爆音が響く中、薄暗い通路を走る
要所要所にワイヤーを結んだ小柄を天井に撃ち込みながら
「まぁ無駄になるかもですけどね」
やはり爆発物を持ってくれば良かったとおもいながら少し足を速める
何時倒壊を始めてもおかしくない状況

「しっかし・・・派手ですねぇ・・・」
顔を引きつらせながら呟く
一人を相手にしているとは思えない手数の多さ
この分だと上のワイヤートラップは7割方使えなくなってるだろう
しかも、彼の本分は『剣士』
専門の魔法使いと言う訳では無いのだ

全く、冗談じゃない
 14952: 反撃の狼煙:ファウスト ファウスト 2003/02/03 15:02:08 
何度目かの同じ言葉を吐いて、外に出る
どうやら横手に出たらしい
だが・・・

出た途端に偶然だろうが、近くに着弾
大量の岩が飛んでくる
「運が悪いですねぇ!全く!」
盾は使えない、光を放つため横手の今の状況では危険
勿論、吹き飛ばすわけにも行かない
「仕方ないですね・・・」

「いたたたた・・・」
結局避け切れない岩を2〜3発食らった
だが打ち身だけ、問題は無い
陰行術はそれなりに得意だ、視界外なら見付かりはしないだろう

剣を鞘に収め刀を抜いて隙を伺う
構える、何時でも放てるように
「何時でも良いですよ、と、ね」
唇を舐めて呟いた
 14953: そんな時:ファウスト ファウスト 2003/02/03 15:07:18 
ダ−クの体勢が崩れる
ワイヤーに引っかかったらしい


好機


「鳴け!竜皇刃!」
刀を大きく振りかぶり・・・振り下ろす



−−−竜爪斬−−−



刀から放たれた衝撃波がダークへ向って飛んで行く
放った後結果を確認せず即座に地下通路に戻る
自分の中では上位に入る技だが、ダークにはほとんどダメージは無いと
目星を付けていた
ある意味凹むが事実は事実
ならば、手数を増やすしかない

「さぁて、次、ですね」
私は地下通路を又走り出した
 14992: 攻防:リュシ リュシ 2003/02/03 23:02:11 
飛んできたナイフを鎌で弾き、更に後ろに下がろうとした時だった。
一瞬、と言っていいタイミングで彼は鎌の刃の下をかいくぐり、自分の懐へと入り込む。
『しまった?!』
「そろそろ本格的に始めないと」
聞こえた声と彼の手の気の高まる感覚。
流石にコレを直撃で食らうのは不味いだろう、そう判断する。
ならば、今すぐ出せるもので少しでもダメージを減らせそうなものは?

「牙神流裏伝参式・裏天豪掌!!」
悩む暇、などない。
左手に持っていた試験管を自分と彼の間に放り出す―。
 14995: その、2:リュシ リュシ 2003/02/03 23:29:50 
放り出された試験管は、そのまま彼と接触し、光と爆発を起こす。

「・・・ったぃ・・・。」
爆発の衝撃で、体を後方へと投げ出される。
確かに、直撃は避けられたが・・・
「素直に当たった方がマシだったかも・・・あいたたた・・・。」
そうは言っても、何時までも痛がってる訳にはいかない。
起きながら体制を整え、相手が居るであろう方向を見る―

 14998: その、3:リュシ リュシ 2003/02/04 00:01:41 
「・・・むぅ、雪煙でちょっとそこに居るのか分からないけど・・・。」
そう言いながら、手に陣を構成する。

「・・・・火の精よ、我が前にその力、業火となりて現れし。」
「業火は竜となりて、我が前に現れし。」
「竜は我が声に答え、我が前の敵を撃たん・・・。」
すぅ、と一度息を吸い込み
「炎の陣、炎竜!!。」
手の平に生まれた炎の竜を、おそらく彼が居ると思われる方向へと向ける―

少し、間を開いてから、激しい爆音が響く。
「・・・・当たった・・・?。」
あくまで構えは崩さず、術がその音を上げた方向を見続ける―
 15030: ぎゃふーん:リフ リン・リーフォン 2003/02/04 13:59:22 
掌底の手応えは浅い。すんでの所で身をかわされたようで、男は舌打ちをしながら己も身を引きかけた。と、そこで――彼女の手からあの試験管が投げつけられ、中身の液体が弧を描くのを見て、男はげっと嫌な声を漏らした。
まだ家には可愛い奥さんと子供と弟と妹が居るわけで、溶けたら様にならなくて帰れなくなるじゃないか。
多分にそんな問題ではないのだが、彼は少女の鎌を足場に宙で身を返す刹那、左袖から一枚の鉄扇を取り出した。音を立てて開き、液体を受け止める。

が。
ドオンと激しい音がして、さしもの男もバランスを崩し、丁度もと居た辺りの雪上に叩きつけられた。
 15031: その2ですよ:リフ リン・リーフォン 2003/02/04 14:12:35 
一瞬目の前が白くなり、と言うより舞った雪で口の中まで白くなって、激しく咳き込みながら雪を吐き出す。一筋の血が、こめかみを伝った。

「…って」
液体は爆薬だったのか――体力のない男にとって、割合痛かったようで。よろりと身を起こし、自分を点検。液体を受けた扇は激しく壊れ、象嵌されていた鳳凰と彼岸花の紋様など跡形もない。それは惜しげもなく投げ捨てる。

手を伸ばすと先程捨てた棍に行き当たり、それを杖にして立ち上がった。うん、まだいける。けれど。
「炎の陣、炎竜!!」
響いた声に、舌打ちして足のバネを溜める。炎ならば。意識を集中して、彼の式神――焔の神獣、朱雀に呼びかける。そして。
 15035: ターン終了?:リフ リン・リーフォン 2003/02/04 14:25:58 
「って朱雀置いてきたアア!!」
(「李鳳大丈夫う?」「だいじょぶ朱雀は寝てて」「おっけーお休み生きて帰ってねー」<プレイバック)

男の顔から血の気が引いた。
(アホ――!!(涙))

「――開障絨!」
仕方なく気を布状に織り纏って身を守ると、再び地を蹴った。衝撃は思ったより少なく、望んだより大きい。雪煙けぶる宙に舞い、袖の中から――

「これだけは使いたくなかったが…」
男はそれを放つ。
おそらくはこの煙幕の向こうからこちらを見定める少女に向け、ぺ(雄・身長130p・ニヒル)が飛び出す!

…念のため、皇帝を避けたら着地するだろう箇所にもナイフを4、5本。こっちが本命。
 15038: ミステイク:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/04 14:57:53 
「あん!?」
右足に引っ掛かったもの…それは細いワイヤーだった。
普段なら、引っ掛からなかったかも知れない。ましてや、体勢を崩すなど…
しかし、姿を現さぬファウストに対する苛立ちが、感覚を鈍らせた。
第一のミステイク…
「っっと!」
流石にすっこける程鈍くは無いが、らしくなく体勢を崩す。
その時、横手から強い力の奔流を感じ取った。
(やべぇ!!)
思うと同時に体が動く。
 15039: ミステイク2:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/04 14:58:29 
「哭け!クリムゾン・ブラッド!!」

咄嗟に大剣を逆手に持ち地面に突き立て叫ぶ。次の瞬間、魔剣は小さく震え紅く輝く…
刹那、襲い来る衝撃…吹き飛ばされそうになるのを、なんとか堪える…

「チッ…クショオ……魔法じゃなくて、衝撃波かよ!これじゃぁブラッドの結界も意味がねぇ!!」

普段なら、襲い来る力が魔力によるものなのか否か、すぐに分かる。咄嗟の事とは言え判断を見誤ったのは、やはり冷静でなかったからか。
第二のミステイク…

「鎧着てきて良かったぜ。そうでなけりゃ、今のはかなり痛かったろうからな…」
 15040: 選択:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/04 15:01:18 
ダメージを確かめる。どうやら大したダメージは負ってはいないようだ。
『自覚のある範囲では』だが…
衝撃波の飛んできた方に向かうと、ほどなくして地下通路の入り口を発見した。
「これを使ってやがるのか…さて、どうしたもんか…」
頭に浮かぶ二つの諺…

1:『君子危うきに近寄らず』
2:『虎穴に入らずんば、虎子を得ず』

さて、どっちをとるか…
 15042: ファイナルアンサー:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/04 15:07:28 
さて、どっちを取るか……………5秒ほど考えて、2を選択する。

『ファイナルアンサー?』

一瞬思い浮かぶ異界の情景。なんとなく答えを変えたくなって来るようなシーンを思い浮かべてしまうが、躊躇う事なく

『ファイナルアンサー!』

と答える事にした。
「ファウスト、待ちやがれ〜!!」
言って、地下通路へと魔剣士は消えていった…
 15063: つまり鬼ごっこ:ファウスト ファウスト 2003/02/04 19:03:06 
「ファウスト、待ちやがれ〜!!」
通路内に反響する声

「追いかけてきましたか?」
どうやら地下通路が発見されたらしい

考える

もう少しいった所に少し広めの・・・多分、待機場所なのであろう少し広い場所がある
「其処までに追いつかれなければ良いのですが・・・」
呟いて首の高さと足首の高さにワイヤーを張って行く
簡単な時間稼ぎ、ほとんど目には見えない為全力疾走してればモロに食い込むだろう
殺傷用ではないので痛いだけだが・・・私に必要なのは時間

「決戦場ならそれに相応しい準備を、と、ですね」
そしてまた走り出した
 15073: 雪煙:リュシ リュシ 2003/02/04 22:14:35 
『・・・来るっ!。』
雪煙で視界が危うい方向から闘気と呼ぶのだろうか、それに大して受身を取れるよう、またなるべく防げるように鎌を構え直す
「変な攻撃じゃないといいんですけどねー・・・って・・・。」

見えた、のは黄色いクチバシ。
そして、黒と白の体。
「皇ぺー!!!?。」
一瞬頭の中に予選の悪夢(ってほどでもないかも)が蘇る―
 15086: 皇ぺ(何:リュシ リュシ 2003/02/04 22:49:57 
慌ててその場から飛び退く、が
ソレを見計らってたようにナイフが4,5本飛んでくる
「くっ・・!。」
何とか鎌で弾くが、2本ほど弾ききれず、腕と足を掠める。
多分、たいした傷ではないだろう・・・自分の感覚では。
『とりあえず、どうにかしないと・・・。』
先に皇ぺを叩いてから、彼を叩く
ソレが最良だろう。
でも今は皇ぺの好物を持ってる訳でも無ければ皇ぺを叩ける技量がある訳でも無い。

ならば

「炎の陣、炎竜!。」
術を皇ぺへと放ち、更に試験管を自分の足元へと投げる。
 15092: そして試験管(だから何:リュシ リュシ 2003/02/04 22:59:04 
試験管の中身が地面と接触を起こす寸前で、後ろへと飛び跳ねる。
飛び跳ねた直後に先ほどよりは小さな爆発が先ほど居た場所で起こる

『コレで少しは時間を・・・!』
心の中でそう思い、バックから試験管を補給する
少し、相手との距離が遠い。
その状況で馬鹿の一つ覚えみたいに術を放つのは好ましくない。
『ならば、相手が仕掛けてくるのを待つ―。』
頭の中で思い浮かべた作戦を実行すべく、彼が仕掛けてくるのを待つ―
 15098: 鬼ごっこ…:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/04 23:42:37 
通路に入り、前に進む。が、どうせファウストの事だ。またトラップを仕掛けているのだろう。

「やれやれ…俺は盗賊じゃねぇっつーの…」

愚痴り、剣で足元を確かめながら前へ…いくつかのワイヤーを発見し切りながら進むが…ああ、情けなひ…
と、何かを感じ立ち止まる。剣をゆっくり立てると、首筋の高さで何かに当たった。

「うおっ!?あっぶねー!あやうく首チョンパするところだったじゃねーか!もう我慢出来ねぇ!重要文化財だかなんだか知らんが知った事か!こんな場所を闘場に選んだ事を後悔しやがれ!」
 15100: 崩壊(ぇ:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/04 23:44:17 
「こんな場所を闘場に選んだ事を後悔しやがれ!」

言って、左手で印を結ぶ。体の周りを、空気が渦巻き始め…

「冥界にて吹き荒ぶ凶ッ風よ!汝、我が命に従い刃と化せ!」

唱え、左手を突き出す。巨大な風の刃が地面と壁を削りながら進んでいった。
そして………天井が崩れ始めた………

「うわ、やっべ!やっぱガタ来てたよ、オイ!」

反転し、もと来た通路を引き返す。背後からは通路が崩れる音が聞こえる…

「…後で、修繕費請求されねぇだろうな…」
 15116: 我が名は…皇(ちゅどーん):皇ぺ リン・リーフォン 2003/02/05 10:11:26 
我は 気がつけばそこにいたので 取り敢えず腹で 滑った。

目の前に リュシ殿が居たので 取り敢えず腹で 滑った。



何やら物凄く 揺れた。



地面の 下で 何かが 何かした な と思ったら

リュシ殿が 試験管を 投げた。


ので 我の足下は 空いた。


我 退場。


(雄叫(哀愁
 15128: 待ち人来らず:ファウスト ファウスト 2003/02/05 18:47:43 
「・・・・・来ない」
準備万端整えて
トラップも全て仕掛け終わって
通路正面奥、一段高い所に座り込んで
時間が余ったから決戦場に相応しく、周囲の埃を簡単に掃き清めもした
だが
「・・・・・・・・まだ、来ないですねぇ・・・」

通路の奥で崩壊音

「・・・まさか、切れた?」
回りを見る
一生懸命作ったトラップ群
少し涙が出そうになった
「はぁ・・・仕方ないですか」

最終トラップとしての役目だけは果たせるだろう
「仕方ない、仕方ないですね・・・相手のフィールドいきますか」

そして上を目指した
 15142: 苺め…(ほろ):リフ リン・リーフォン 2003/02/05 22:13:02 
皇ぺが多分苺の辺りへ消えて数瞬。ようよう風が雪煙を流し去り、お互いの目にお互いの姿がハッキリ映る。彼我の距離は元々の距離・ほぼ10メートル。少女が先程立っていた辺りに、本来の役目を果たさず雪に突き立ったナイフを3本数えて、彼は舌打ちした。
元々、これでとどめになるとは思っていなかった物の――。
腕と脚に軽い傷を負った相手。
深い傷はないが、至近距離で爆風を喰らった自分。

彼女は仕掛けてこない。

こちらから、と言うことか。
 15144: ウルトラマン、アラームが鳴り出す予感の巻:リフ リン・リーフォン 2003/02/05 22:16:03 
「チェ。オレからか」
男は腰を落とした。ならば早々に仕掛けるまで。棍を握り直し、タイミングを数える。1・2・3―――
「シッ」
短く息を吐き、雪を蹴る。カンフーシューズが深く沈み込むその地面は踏み切るのに十分ではなかったが、それでも不足はないスピード。一瞬で目の前に足を留め、先ずは自分の腰を梃子の様に使って棍を繰り出す。鎌で遮られ、強い反動と共に弾かれれば勢いのままくるりと回し、やはり腰にためてから真っ直ぐ突き出す。

試験管を投げる暇は与えない様に。

痛いし。

というかこれ以上ダメージを受けるのは得策じゃない。彼の頬を汗が一筋流れた。もうすぐ息が上がり出す――
 15153: 待機:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/05 23:36:03 
全力で、地下通路から踊り出る。
先ほどからの魔法の無駄使いもあり、少し息が切れている。

「ふぅ…さて…………どうしよ………」

キレて、後先考えず行動するのは悪いクセだ。それでよく兄貴に諌められた。

「むぅ…仕方無い…性に合わんがファウストが仕掛けてくるのを待つか…」

言って歩き出す。開けた所に移動すると、中央付近で剣を地面に突き刺し腕組みをして仁王立ち、精神を研ぎ澄ましに入る。

「早く来い、ファウスト…」

呟く魔人の目は、次第に鋭さを増していった…
 15154: タイトル部分のネタ切れしそうd(狙撃:リュシ リュシ 2003/02/05 23:40:47 
風が吹きぬけ、雪煙を流し去る。
あんまり目はいい方ではないが、それでも彼の姿がはっきり分かる。
・・・皇ぺの姿は見えないが、多分何処かに落ちたのだろう、さっき雄叫が聞こえたし。

距離は先ほどとほぼ同じ距離、正直不利な範疇の距離だがコレはしょうがない。
一瞬で距離を広げられるほどの運動神経は無いし、此処で後ろ向いて走るのはカッコ悪いし何より無謀。

「チェ。オレからか」
その声が聞こえてから少しの間をおいて彼が目の前に現れた―様に自分の目には見えた

 15155: その2:リュシ リュシ 2003/02/05 23:41:37 
繰り出される棍の一打目を鎌で受け止め、反撃に移ろうとしたその時、不意に背中に痛みを感じた。
『・・・っ!?。』
普段なら気にならない痛みだろう、だがその時何故かその痛みが重く感じた。
その痛みのためか、彼から繰り出される二打目を避ける事も出来ず、受け止める事も出来ずにまともに食らう。
「でっ・・・・!。」

打撃の衝撃で後ろに軽く弾かれるが、何とか体制を立て直す。
『痛い・・・。でもまぁ何とかなる・・・といいんだけどね、体の方が。』
先ほどの痛みは多分、自分で放った爆薬に寄る物だろう。
そして、多分今の痛みは自分で思ってるより大きいだろう。
ならば―
 15156: その3(長いのは半裸の陰謀なんです、きっと(ぉ:リュシ リュシ 2003/02/05 23:43:00 
「・・・もう少しだけ耐えてよ、ね。コレが終わったらゆっくり休むからさ。」
そう痛む体へと呟き、更に術を構成する

「天空より来たりし雷よ・・・我が手に宿りて、その力を我に貸さん・・・。」
左手に魔力を高め、そのまま彼へとその手を向ける。
「雷の陣、雷鞭!。」
おそらく現在の状態で使える術は後・・・3回ほどだろう、多く見積もって。
『ならばこの術と次の術で蹴りを・・・!。』
そう願い、彼へと不恰好な鞭の形状を持った雷を放った―。
 15182: もう少しだね(ネタ切れが):リフ リン・リーフォン 2003/02/06 18:09:48 
術を練り始めた様子に、男は幾度めかの舌打ちをする。耐えられるかと聞かれれば、恐らく無理と答えるしかない。深手は負っていないものの、蓄積されれば看過できないダメージ、それにも増して自分が動き回ったことによる疲労。
勿論普通ならばまだまだやれるのだろうが、彼に関して言えば脚が小刻みにがくがく言ってる次第で、先の問いにOKと答えてもまともに喰らえば終わるだろう。

ならばこれが最後。
少女の詠唱の声に乗せ、目を閉じ呼吸を整える。
――其次(さて)。
尊敬する兄を思い、勝利の願掛け――勿論、両親は二の次という訳ではないのだけれど。元気かな、と兄弟の顔を思いだし、

地を蹴った。
 15183: 文字数ジャスト(笑):リフ リン・リーフォン 2003/02/06 18:11:15 
「天空より来たりし雷よ・・・」
雪を蹴立て、脚に活を入れながら疾り抜ける。
詠唱から雷と読み、左腕を袖の中に。

「我が手に宿りて、」
取り出したのは、先に捨てた扇と一対の扇。

「その力を我に貸さん・・・」
バラリと開くと、虎と菊の紋様が見える。
距離が縮まる。周りの景色が轟々と音を立てて後ろへ流れ往く。

「雷の陣、雷鞭!」
高く透る声と共に、彼は扇を構えた左腕を横凪に払った。

まだ棍でさえ届かない間合い。けれど、
「おおう、鞭??」
状況にそぐわぬのんびりした声と共に、雷の鞭は男を逸れて左腕に吸い寄せられるようにからみついた――そう、鉄の扇を広げた腕に。
 15184: ネタより先に体力切れ(笑):リフ リン・リーフォン 2003/02/06 18:19:32 
うあいててて、と悲鳴を上げる傍から左の肘より先が一瞬のうちに黒く焦げるが、男はそのまま匕首を投げて雷を寄せた。そうして自分は右手で器用に棍を2、3度突き込んでから跳躍する…但し、蹴り込むように構えた脚は相手を見事にハズし、勢いよく少女の脇を抜けていく。

ダンッ!
丁度、飛び込む先に生えていた木に両足をつき、男はバネを溜めていた。つまり、蹴りではなく二段跳躍。

今度こそ頭上高く舞った男は、練り上げた気を一瞬で巡らせ、己の拳とともに眼下へ打ち下ろした。
「牙神流真伝壱式――轟天舞陣!!」

中範囲を巻き込む彼最大の奥義…!
 15188: 相手のフィールド、自分のフィールド:ファウスト ファウスト 2003/02/06 19:09:06 
溜息を一つ付く
崩れかけた砦の影からダークを眺めつつ
彼は微動だにせず集中している
こちらの出方待ち、と言う事だろう・・・一番手を出しづらい状況

周辺の地図を思い浮かべる
ダークの立っている位置は・・・
「トラップからも外れてるし」

ダークの反応速度を考えるとこの位置では他に何をしても避けられる
かと言ってコレ以上近づけば気付かれる
「はぁ・・・仕方無いですね」

懐に手を入れる
取り出す物は白薔薇
高く高く投げる・・・ダークの元へ
そして剣を納めてダークの元へゆっくりと歩き出す

「最終フェイズです・・・と」
呟いて
 15205: かっこよくタイトル書いてみたいもので・・・(何:リュシ リュシ 2003/02/06 23:02:14 
放った術は彼を捉えた・・・ように見えた。
が―
「おおう、鞭??」
彼から聞こえた声は状況にそぐわぬのんびりした声。
そのまま、放たれた術は彼の左手へと吸い寄せられるように絡みつく。
「なっ・・・。」
流石にコレは予想出来なかった。
慌てて術を解除するが、少し遅く・・・

彼の放ったナイフ、のような物に唱えた術は吸い寄せられ
そのまま彼は器用に2、3打ほど打ち込んでくる。
何とか致命的な打撃は避けれたはずだが・・・
『不味い・・・!。』
更に、彼は蹴り込むようにとこちらへ足を構える―
 15206: その2(今日は半裸が出なかった(何:リュシ リュシ 2003/02/06 23:22:32 
が、その蹴りは自分の間側をすり抜ける。
『外れた?。』
それともわざと外したのか
その答えは直ぐに出た。

頭上に突然高まった気に慌てて上を見る。
そこには気を高めた拳を今にも振り下ろそう、とする彼の姿。
避けれるモノ、が無い訳ではないが・・・一瞬の事で頭が回らない。
「牙神流真伝壱式――轟天舞陣!!」
「くっ・・!。」
とっさに持ってた鎌を突き出すが、そんなもので防ぎきれるものではない。
あっと言う間に鎌は弾かれ、そのまま拳が目の前に迫る―。
 15207: 終?:リフ リン・リーフォン 2003/02/06 23:48:57 
不意をついたのは、どうも当たりだったようで――相手は、こちらを見上げたまま、微動だにしない。
「ハイィィィイヤッ!!!」
相手が掲げた鎌を弾いて迫る。

一メートル、

数十センチ、

十数センチ、

そして数センチ――――
 15209: 終。:リフ リン・リーフォン 2003/02/06 23:56:31 
ぽむ。

「リュッシサアアアン☆」

次の瞬間その顔に貼りついたのは、拳ではなく。
もふもふ羊毛の一頭のひつじ――否幼児だった。真ん中分けの黒髪、角。青い羊毛。それはどうみても――

拳でないだけマシだが、その体勢は首が痛くなかろうか。

そんな心配(誰の)を余所にひつじ、つまりちま化を果たした男は、もそもそ動いてすっかり少女の腕の中に収まった。
「にょッス!(・w・)ノ」
しゅた、とひづめで敬礼。
「ちま疲れちゃったですー。もーダメダメですー」
えへーと笑い、伸びをして欠伸をして、やりたい放題やってから。

「ちま、ルーズなのデス☆」
足をぱたくたさせて、サックリと宣言してのけた。
 15210: 剣取りて:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/06 23:59:38 
クリムゾン・ブラッドの柄にはめ込まれてる紅玉に雪が落ちる。それは、すぐに露となって流れ落ちた…
周囲に気を配り集中している為、どれくらい時間が経ったかは分からない。
5分か、10分か…程なくして何かが自分に向かって飛んで来る気配を感じた。

「セヤッッ!!」

突き立てた剣を取り、振り向きざまに抜き打ちする。雪に混じって、白薔薇の花びらが舞い落ちて来た。
「待ってたぜ、ファウスト!」

剣を右手に、ゆっくりと近付いていく。身体は凍えていたが、心は熱くなってきた。

「さぁ、行くぜ。お互い、勝っても負けても恨みっこ無しだ」
 15243: 終その1:リュシ リュシ 2003/02/07 23:17:30 
「ハイィィィイヤッ!!!」
『・・・来るっ!。』
思わず目を瞑り、少しでも耐えようとしたその時

ぽむ
『・・・・ッ?。』
「リュッシサアアアン☆」
声、と顔に張り付いた柔らかい「何か」を確認しようと恐る恐る目を開ける
するとそこに見えたのは
青い、羊毛であった
『リーフォンさ・・・?。』
思わずぽけーっとしてると彼はそのまま腕の中へとすっぽり収まる。
「にょッス!(・w・)ノ」
シュタッ、と彼はひづめで敬礼し、そのまま言葉を紡ぐ
「ちま疲れちゃったですー。もーダメダメですー」
 15248: 終その2(上手く落ちが付けれなかった(駄目:リュシ リュシ 2003/02/08 00:00:44 
そのまま彼は笑ったり、欠伸したり、色々やった後に
「ちま、ルーズなのデス☆」
足をぱたぱたとサラリと宣言してのけた。

「あ・・・・。」
思わず言葉が出ない。
少し、頭の中で考えて、ようやく出た言葉は―

「あー、もう・・・負けましたねぇ。」
そう呟き思わず軽く笑う。
考えて出た言葉がコレか、と思うと少々情けなさも感じるが、ソレしか浮かばなかった。
「ホントに・・・負けた、ですよ。」
へへへ、と笑い彼の頭を撫でる

後、は全て任せますか―
頭の中でそんな事を思いながら
 15250: 最終章への序曲:ファウスト ファウスト 2003/02/08 00:16:52 
「恨みっこ無し、ですね・・・ですが、少しハンデ貰いましょうか」
にっこり笑って叫ぶ


『竜皇の息吹は大地を鳴動させる』


一斉に仕掛けたトラップが発動
周辺の大地が崩れ始める

「計算上、後十分程で全て崩壊します」
剣と刀をそれぞれ抜き、突っ込む

「さぁ!戦いましょうダークさん!竜爪斬!」
そして衝撃波を放つ
 15269: 終局へのカウントダウン:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/08 14:22:57 
ファウストが何かを呟く…すると、周辺の大地が崩れ始めた。
「計算上、後十分程で全て崩壊します…さぁ!戦いましょうダークさん!竜爪斬!」
言って、衝撃波を放ってくるファウスト。それを避けようともせずに、剣を大地に突き立てる。

―…ズゴォォォン!!…―

もろに直撃を受ける。実際かなり痛いが、やせ我慢する。避けて準備している時間が無いからだ。

「咆えろ、クリムゾン・ブラッドォ!!」
 15270: 終局へのカウントダウン2:ダーク  ダーク・クリムゾン 2003/02/08 14:25:38 
刹那、刀身から魔力を帯びた紅い光が溢れ出す。
次いで懐から取り出すは小さな小石。雷の魔力を帯びたトルマリンの欠片。
左手の親指を剣の腹で切り、血を欠片に塗りつけ握り締める。

「偉大なる雷帝よ!我が血と引き換えに、汝が力の一欠けを我に貸し与え給え!!」

握り締めた左拳から、バチバチという音と共に電撃が走る。それに呼応するかのように、魔剣が放つ光も強くなっていく。
 15272: 終局へのカウントダウン3:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/08 14:26:44 
「闇の深淵にて轟き狂う雷よ!彼の者に鉄槌となり打ち付けよ!!」

急激に辺りは薄暗くなっていき、雪に混じって稲光が走り始めた。

「魔界粧……雷哭陣!!」

激しい稲光、轟く雷鳴…雷が、幾条も鉄槌となって辺りに降り注ぐ。
脆くなった地盤をさらに脆くさせ、城壁や尖塔を砕いていく…

「さあ、一緒に踊ろうぜ!ダンス・マカブルを!!」
叫んで、剣を片手に走り出す。終楽章は近い…
 15274: おまけ(笑):リフ リン・リーフォン 2003/02/08 14:53:14 
「ひギャアーーーーーーー!!!!」
巨岩が吹っ飛んできて、ひつじは少女を突き飛ばした。数瞬前まで頭が有った位置を、音を立てて通り過ぎていく。
「じょーだんじゃにゃーっつの」
言葉途中で元の姿に戻り、男は少女を抱き上げ飛びすさる。小さな石くれは蹴落とし棍で突き砕くが到底間に合う物ではなく。

「護れ玄武・白虎・渉琳!」

大声で呼ばわると、休んでいた彼の式神が顔を現した。玄武が岩から、白虎が雷から友人を護り、金翅鳥が襟をくわえ上空へ舞い上がって崩壊を避ける。

見下ろす傍からみるみる崩れていくドリノ砦。鳥の背にリュシを乗せ、男は思った。


死ぬかと 思っ(首絞まり(意識不明(トドメ
 15296: 最終楽章:ファウスト ファウスト 2003/02/09 12:29:25 
崩れて行く岩の上を一直線に駆け抜ける
1歩事に集中力を高めて

色が消える
そして音も消える
体の感覚も消えて

時間がゆっくりと進む

「ガルディアよ!」
主観的にはゆっくりと、客観的には出せるほぼ最大スピードで剣が振るわれる
七枚の光り輝く小さな盾

ガルディアは初期生産品とは言え、量産品
一品物の魔剣には魔力の点では敵うべくも無い
雷に撃ち抜かれて次々に消滅して行く盾
しかし、今ここは『私の世界』
避けられないタイミングだけを一瞬止められればそれで良い
確実に正確に最小限の動きで雷を避け、崩れる地面の上を走る
 15299: 最終楽章2:ファウスト ファウスト 2003/02/09 12:38:59 
「……………!!!」
自分の声も聞こえない無音の世界
意識だけが加速する

(ダークさんの目線が右腕にあるから左の剣で牽制攻撃をしてから武器を狙った攻撃をだが足先が回転を始めているから横殴りの一撃が来るとするならばこちらもそれに合わせて回転をする必要があるかだが今の時点のスピードだとダークさんの剣より私の一撃の方が早く入るがダークさんは鎧を装備しているからここは鎧の継ぎ目に一撃入れて刀で受ければ問題は無い今の状態ならば継ぎ目を狙って攻撃は可能と言うか私に鎧を突き抜けるような攻撃は無理と言うのが少し凹む所だけどまぁいってみようという事で)
 15300: 最終楽章3:ファウスト ファウスト 2003/02/09 12:46:19 
そして体は思考に忠実に従う
振り上げられた剣はダークの腕関節を狙って放たれる
剣は鎧の継ぎ目を斬る
中までは斬れていないがそれは次の1手で

「おらぁ!」
ダークの横殴りの一撃が来る
それを刀で受けとめて・・・・・・・・・・・・・・・


吹き飛ばされる

「うぁ!?なんて馬鹿力なんですか!」
抗議の声を発しつつ光の盾を生みだしながら空中で体勢を立て直す
衝撃で思考の加速は途切れている
頭に鈍い痛みが走っているのを自覚する
(もう少し持つ筈なんですが)
苦々しい思いで呟いた所へ炎の連弾が来る
更に剣を構えて突っ込んで来るダークの姿が・・
「どうしたファウスト!」
 15302: 最終楽章4:ファウスト ファウスト 2003/02/09 12:50:51 

(くっ!もう一回!)
しかし、集中しようとした時激しい痛みが走り膝を付く
先行している炎弾が迫る
(ぐ・・・駄目か、ならば!)
「左手は!上げるとしますよ!」
避けるのがどうみても間に合わない炎弾の一発を左手でなぎ払う
嫌な匂いと激痛が走る中、階段上に光の盾を生み出しながら
剣を収め

そして、空中を疾駆し



「私の最後の一撃!受けて下さいダークさん!」
上空から下方のダークに向って突っ込むように斬りかかって行った
 15322: 決着:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/10 01:14:07 
『私の最後の一撃!受けて下さいダークさん!』
頭上から襲い来るファウスト。言葉通り全身全霊を傾けたのであろうその剣筋に一切の迷いは無かった。

(これは…避けられる、か?――!?チッ!!――)
気を練る。一気に気を練り上げるのは身体に負担が掛かるが、四の五の言っていられない。
練り上げた気に、風の魔力を混ぜ合わせる。
「うおぉぉぉぉ!」
 15323: 決着2:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/10 01:15:22 
「うおぉぉぉぉ!」
気合いをあげると、気が爆発的に膨れ上がる。
【裏奥義・竜滅閃】…その名の通り、呪竜をも屠った『ロングレンジ用の』技だ。

「破ァァァ!裏奥義!竜滅閃!!!」

右袈裟から、剣を振り下ろす。同時に気を帯びた凄まじい衝撃波が発生する。
それは、宙を駆け抜け………ファウストのすぐ横を通り過ぎていった。そして、ファウストの斬り下ろした剣は、ダークの左肩に深く食い込む。
食い込む刃の感触、鎖骨が折れる音、血の匂い………
左手で刃を抑えるが、たまらず片膝を付く。次の瞬間、頭上で激しい轟音が響いた。
 15324: 決着3:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/10 01:16:19 
「!?」
見上げると、崩れて来た尖塔に先ほど放った竜滅閃が炸裂し粉々にしていた。直後、瓦礫がシャワーのように降り注ぐ。
「ガルディアよ!」
直後発生する七枚の光り輝く小さな盾が、瓦礫から俺とファウストをガードする。
「やるじゃねぇか、ファウスト。ちょっともう、これ以上は闘えねぇ、あんたの勝ちだ」
苦痛に顔を歪ませながら、それでも笑みを浮かべて言う。
「さあ、とっとと脱出するぞ!サポートしろや、ファウスト!」
言って辺りを見回す。目に入ったのは、此処に来た時くぐった冥界門…
「アレだ!まだ大丈夫だ!走るぞ、ファウスト!!」
 15326: 脱出:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/10 01:21:12 
言って、走り出す。門をくぐり、来た時と逆に走り抜ける、が…間もなく出口という所で、瓦礫が落ち通路が塞がってしまった。
「チッッッ!」
『どうします、ダーク!?』
ファウストに向き直り、聞く。
「ファウスト、お前、魔法は使えなかったけど、衝撃波を撃てたな!?」
俺の質問にうなずくファウスト。
「よし、じゃあ、吹き飛ばすぞ!合わせろ、ファウスト!」
『しょうがないですね、それしかなさそうですし…』
剣を突き立て、懐から一枚の羽根を取り出す。【シルフの羽根】…風の魔力を高める触媒だ。
「咆えろ、クリムゾン・ブラッド!」叫び、そして先ほど同様、血を羽根に塗り唱える。
 15327: 脱出2:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/10 01:22:07 
「風の化身たるシルフよ!約定に従い、我が血と引き換えにその力を貸し与えよ!」
先ほどよりも、遥かに激しく空気が渦巻く。
「冥界にて吹き荒ぶ凶ッ風よ!汝、我が命に従い刃と化せ!」
小石が舞うほどにまで渦巻く空気。同時にファウストが叫ぶ。
『行きますよ!竜爪斬!!』
「魔界粧・凶風刃!!」
強烈な二つの衝撃波は、通路の壁を削りまくり、道を塞ぐ瓦礫へと一直線に吸い込まれていく。そして………轟音が響き、瓦礫は砦外へと押し出されていった。
「うし!開いたぞ、走れ!」
『ガルディアよ!』
走り出すと同時に、守護の盾を展開するファウスト。その盾に護られ、走り抜ける。
 15328: 脱出3:ダーク ダーク・クリムゾン 2003/02/10 01:22:40 
外に出て、安全な距離まで行くと、その場で大の字に倒れ込んだ。
息が荒い。全力で走ったからだけではない。触媒を使用しての魔法は威力を爆発的に高める代償として、恐ろしく体力を消耗するのだ。
加えて、2回もまともに喰らった竜爪斬と左肩の傷もある。正直、もう身体が動かない。
「あんたのペースにはまりっ放しだったな、ファウスト。あんたの勝ちだ…もう身体が動かねーや」
対するファウストには、大したダメージはなさそうだった。
「さて、最後に頼みがあるんだが…悪ィけど、救護班呼ぶか、家まで送ってってくれ…」
言って、意識はブラックアウトした………
 15333: 戦闘の後に:ファウスト ファウスト 2003/02/10 12:48:51 
「さて、最後に頼みがあるんだが…悪ィけど、救護班呼ぶか、家まで送ってってくれ…」
そう言って倒れこむダークを慌てて支えようと左手を伸ばして・・・しかし、左腕は上がらない
「ぅ、やば」
更に慌てて体で支えるべく一歩踏み出すが、足の踏ん張りが効かない
一緒になって倒れてしまった
日頃の訓練不足・・・全開戦闘なんて何ヶ月ぶりだろう・・・が祟ったのであろう、表面的には左腕以外ダメージは無いのだが体はガタガタ

そして倒れたら今度は体を起こせない
頭もずっと痛みを訴えている
「まぁ、仕方ない・・・ですかね〜・・・」
 15334: 戦闘の後に2:ファウスト ファウスト 2003/02/10 12:50:46 
起き上がる事を諦めて溜息を付けば空が見える
何時の間にか空は太陽が見え始めている
辛うじて動く右腕でダークの体を上から横に転がして
柔らかい太陽の光を浴びながら転がったまま
驚くほどのんびりとした気分で

「救護班、何時来ますかね・・・」
まぁしばらくはこのままで良いかとおもいつつ
目を閉じる
意識は直に遠くなり・・・

(良い勝負・・・でしたよね?)
一つ少し冷たい風が吹いてきて心の中の呟きと共に意識を奪っていった
 15466: 終了・・・:執行部本部 レイラール 2003/02/14 00:36:53 
突然、ドリノ砦に設置されたカメラ全てにノイズが走り、画像が途絶えた。

4人の選手のエネルギーが、砦に眠る魂達を浄化してしまったのか・・・?

フェレス執行部からの無線も聞こえない。

砦にはまたゆっくりと雪が積もりだした・・・

                 ドリノ砦戦―終了―

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