【ガッツオBF】―ノーマ闘技場戦― 
14776:レイラール 2003/02/01 00:18:33 

沸き返る大歓声が、闘技場を震わせた

闘技場のあるここノーマには、暗雲が立ち込め、雷鳴が轟き、稲妻が光る…
これから始まる熱き戦いを予感させていた

突如、闘技場の石畳に眩いばかりの照明が当てられる
四方のゲートより現れる4人の戦士達を照らさんと構えているようだ…

今こそ、華麗なる惨劇を―…!

<ガッツオBF ノーマ闘技場戦 開幕っ!>

 14777: 組み合わせ発表:執行部(本部) レイラール 2003/02/01 00:19:31 

ギャスダック選手vsベスパ選手
クライフェイス選手vs紅輝選手

尚、このフィールドには「シモン執行部」がフィールド審判として入っております。

<現在のフィールド>
天候:雷
地面:石畳(乾)
 14781: 一番手:べにー 鳳紅輝 2003/02/01 01:50:56 
「僕の対戦場はここか・・・相手は・・・誰だろなぁ・・・」
そう呟きながら暗い通路を歩んでいく
「って・・・また生憎の天気のだな・・・コート着てきてよかったかな・・・」
黒のロングコートを羽織暗雲立ち込める闘技場へと姿を現し空を一瞥してからゆっくりとフィールドを見回し客席に目をむける
「・・・ってまだ誰も来てないじゃないか・・・ゆっくり待ってるとするか」
そう言いながらゆっくりと壁にもたれかかり目を瞑る
「・・・
 ・・・
 ・z・・
 zzZZZ・・・」
 14784: 西ゲート:ギャスダック ギャスダック 2003/02/01 02:23:00 
「・・・外が騒がしくなってきたな、そろそろ時間か」
暗い通路の中でゆっくりと目を開ける。そしてそのままゲートの中をゆっくりと歩き出す。
思ったよりゲートの出口から差し込む光は強くなかった、あまり天気は良くない様だ。
ゲートの出口に近づくにつきその理由がはっきりとする、天気が良くない所か雷が鳴り響いているようだ。

「会場は気に食わんが、天気はなかなかじゃないの」
愛用の鉄楊枝をくわえつつ呟く。
久々の戦い、久々の命と命のぶつかり合いである。
ゲートを抜け、一気に視界が広がる

「いざ戦場へ・・・ってね」
 14794: 北ゲートの風景:クララ クライフェイス 2003/02/01 12:52:44 
−カラカラカラカラ−

石畳の上を音を立て、車椅子が進む。

「北ゲート…ここだな」
手元の紙と、辺りの様子を見比べ確認する。
「しかし…闘技場とは…そんなものが在ったんだなぁ。」
普段家から出ないせいか、辺りの風景が物珍しく見える。
これから、闘いが始まるというのに。

何にしろ進まねば…そう思い車椅子を進める…いや、車椅子が勝手に進む。

その速度はゆっくりと…けれども確実に闘いの場へと。
 14798: 開始ケロ:シモン シモン 2003/02/01 17:29:19 
紹介にもあるとおり、こちらのフィールドの審判・進行を、このシモンが担当させてもらうケロ。よろしくケロ。

ここノーマの闘技場は、ガッツオにかつてストーンカ大帝国が存在した時代に、コロシアムとして利用されていたらしいケロ。
ここはガッツオの隠れた歴史スポットケロ。
なので、大事にするケロ。もし、破損が起こった場合は、皇ペに鞭打たれながらの強制労働をしていただくケロヨ。
そして、戦いに関しての質問疑問は本部のザリィー(レイラール)によろしくケロ。
 14799: 開幕宣言:シモン シモン 2003/02/01 17:49:22 
ああ、雷は怖いケロね。
(無線に向かって)こちら、ノーマ。闘技場のコンディションOK。選手4人も準備万端ケロ。今から、開幕宣言をはじめるケロ
……玉と砕け散る覚悟は出来ているケロ(ぇ(無線を切る)
(傍らのひよこ虫に騎乗する。そして、手を天に翳す。同時に雷の稲光と轟音)

ガッツオバトルフィールド ノーマ闘技場戦 これより開幕ケロ!!
 14801: 選手紹介1:シモン シモン 2003/02/01 18:15:18 
まず、南ゲートから現われたのは、炎術師・鳳紅輝。
主武器は炎。今はまだ何も現われていないようケロも、彼の炎の円舞は見るものを魅了するケロ

続いて、西ゲートから登場は、闘う三十路・ギャスダック!
彼の武器はアヤメ・ショウブの一対の刀。30代の魂をわれわれに見せてくれるのか!?
そして、鉄楊枝は火を吹くのか!!?(ぇ
 14802: 選手紹介2:シモン シモン 2003/02/01 18:26:29 
そして、北ゲートからは、車椅子の隠者・クライフェイスの登場ケロ!
その手には双刀。車椅子のハンデにも負けない、その戦いは見ごたえありケロ。
トリッキーな戦いでおいらたちを楽しませてくれるケロか!!?
 14806: (*´□)ゞ~゜:べにー 鳳紅輝 2003/02/01 19:16:12 
「え〜・・・ただいまご紹介に預かりました・・・っていらねぇか・・・」
ぐぅっと伸びをしながらフィールド上にいるものを順に見ていく
「・・・オギャスと・・・カヘルと・・・おっ・・・相手のヅララも来たのか」
相手を確認し終えてからゆっくりと身体をほぐし徐々に戦闘態勢へと移行させていく
呼吸を整え身体の細胞一つ一つに意識を集中しゆっくり・・・ゆっくりと気を送っていくのである
 14812: 東ゲートより1:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/01 20:48:25 
「ヌオオオオ!!!??
や、ヤッベエワーーーーー!!!??
ンモゥ!!今日と言うアタシの肉体美を見せるような日におしゃれして遅刻なんてアタシらっしるぎるじゃないのヨーーーぅ!!???」

入場口の警備員を吹っ飛ばしいそいでノーマ闘技場に入るベスパ。
ちなみにお洒落とは普段のリボンのメタリックカラーバージョン着用と、筋肉の輝きを増す金粉をぬったくってた為である(マテ
 14813: 東ゲートより2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/01 20:48:46 
細い廊下をぬけると、その先には眩いばかりの『落雷による』輝きが!(爆)

「あああ!!!なんてステッキーーングな光景!!これは・・アッハ〜ン!さっては本部のほうでアタシの肉体美の魅せ魅せ度を上げる為の演出ネィ!!?ナァッハッハ!!粋なことしてくれてんじゃないのヨーーぅ!!!!(ゲラゲラ」

そしてゲートより会場へ、

「ナァッハッハッハ!!!アタシ参上ヨーーーぅ!!(ポージング(カッ」
 14814: 緊急事態!?;シモン シモン 2003/02/01 21:41:14 
さぁ、メンバーがそろい始めたケロ。さぁ、残すはあと一人のみ!
(無線取る)
えっ!!?謎のマソが警備員を倒して、闘技場に進入?どんどん、フィールドに迫ってるケロ!!?緊急事態ケロか!!
 14816: 緊急事態、もとい、選手紹介3:シモン シモン 2003/02/01 21:42:45 
(フィールドにべスパさん登場)
ムッ!!?やはり……では
最後に登場するのは、
笑いと筋肉の創造者であり超魅惑オーラムンムン常に過激にハイテンション一人コントマシーン。で、今をときめくセクシーヒーロー☆ベスパ=バババーン……(ゼィゼィ
武器はその肉体!! その殺人級の筋肉の描くファンタジー…みなさん、酔いしれてくださいケロ!!

さて、役者は揃ったケロ。これから、始まるのは喜劇か悲劇か……
開演の時間ケロ。では、みなさん、これから始まるエンターテイメントをごゆるりと楽しんで欲しいケロ!
 14849: 試合開始!:ギャス ギャスダック 2003/02/02 02:24:44 
「…はぁ、よりにもよってコレが相手かよ」
目の前に現れたキンキラキンの対戦相手を見、ため息を漏らす。

「本来ならば色々と突っ込むべきなんだろうが、今回はそーも言ってられん……」
腰にさした二本の愛刀に手を伸ばし、ゆっくりと刀を抜く。
右手に愛刀「ショウブ」を持ち剣先をベスパの方へゆっくりと向ける。

−カーン−

それと試合開始を告げる鐘が鳴る。
と、同時に一斉に歓声が沸きあがる。

「オイコラ、行くぞー」
剣先をベスパの方に向け、仁王立ち姿で気だるそうに言い放つ。
 14883: 開戦:クララ クライフェイス 2003/02/02 20:54:42 
『クララ、さっさと始めようぜ!』

闘技場へ入るなり、車椅子から発破をかける声が。

「ピエール君…やる気だなぁ」
ピエール君…車椅子に宿り、動かしてくれる妖精へ応える。
何も知らない者が見たらかなり怪しい光景だ。
しかし、彼のおかげで両手に刀を持って戦える。その為に今日この日まで彼との綿密な打ち合わせも行った。

『しっかりオマエの足の代わりしてやるからよう…何時ものアレ頼むぜ!』
「解ってるよ…」
正直自分より立場が上なのではと思わせるその態度に苦笑しつつ、俺は何時ものアレ…膝掛けの中に収めたハチミツ瓶…を叩いた。彼への報酬を。

「『それじゃぁ、行くかっ!』」
 14890: 決戦:べにー 鳳紅輝 2003/02/02 22:53:24 
「コロッセオ・・・石畳か・・・」
そう呟くと足元の石畳を軽く撫でながら状態を確認していく

「ストーンカ大帝国時代の遺物か・・・大半の石畳は完全な状態を維持していない・・・これなら使えるな・・・」
その言葉どおりこのコロッセオの石畳は割れているもの、欠けているもの、石が無いものが殆どで保存状態のいいものは殆ど存在しなかった

「相手の足は車椅子か・・・これだけ状態の荒れた動きづらかろうに・・・」
左手には水筒を持ち、右手で石畳を撫で一瞬微かに笑みを浮かべたかと思うと立ち上がり身構え呟いた

「そろそろはじめようか・・・」
 14893: Let's開戦!:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/02 23:03:26 
「ムンッッ!!フンッッ!!ヌゥン!!・・ああ・・!イイワ・・!準備運動もバッチリネィ!?フンッ!フン!!」

しっかり剣を構えてるギャスダックを横目にゴングがなりつつも我をわすれてポージングしまくるベスパ

「オイコラ、行くぞー」

対戦相手のその声にようやく準備運動なるポージングを中断する

「アラ、もうそんな時間ナノーーゥ!?・・エ!?もう試合はじまってるワッケィ!?ちょっとチョットーーぅ!!?早過ぎじゃナァーーーイノーーーゥ!!!??」

いや、そう感じるのは貴方が遅刻してきたせいです。
 14894: Let's開戦2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/02 23:05:43 
「ヨーーッシャ!!アタシの筋肉奥義の破廉恥っぷりでアタシと戦ったこと、後悔させてやるわヨーーーーぅ!!!!(ポージング)
ハァアアアアアアア・・・・・・!!」
ベスパの顔つきがマジになる。
いや、マジといっても「そっちの方向にマジになる」という話で、最早今の彼にはいかにして相手を自分の肉体の虜にするかと言うことしか頭に無い。
ベスパはゆっくりと両手を下から肩のライン迄あげ、そして力強く曲げた。
「イックワヨーーーーーーーーーぅ!!!!!!!(グワッ(ポージング」


 14902: 間合い:ギャスダック ギャスダック 2003/02/03 02:21:58 
相手の顔がさっきまでとは打って変わって真剣な物になった
どうやら、やっとこさ向こうも戦闘も体勢に入ったらしい。

「もちっと周りを良く見ておくべきだったな」
コロシアムがあまりにも馬鹿デカかったのと、ベスパが遅れて入って来たためにかなり俺とベスパの間には大分距離が開いていたのだ

「イックワヨーーーーーーーーーぅ!!!!!!!(グワッ(ポージング」
ベスパそう言い終わるや否や、相手に向けていた刀を両手で握り直し一気に振り上げそのまま剣先を地面に叩きつける。
 14903: 先制攻撃:ギャス ギャスダック 2003/02/03 02:34:24 
「貫けっ!」
地面に叩きつけた剣先から巨大な斬撃が発生し、欠けた石畳や土を巻き上げながら真っ直ぐにベスパに向かい進んでいく。

「べにー!クララ!ぼけっとしてると巻き込まれるぜぇ!」
まさに今から戦いを始めようとしていた二人の間を、斬撃は物凄い勢いで駆け抜けていく。

「ま、死にゃせんだろ」
別に二人の戦いを邪魔する気は無かったが、わざわざ此方が遠慮してやる理由も無かったので最大級の斬撃を放ってやったのだ
 14940: 斬撃:べにー 鳳紅輝 2003/02/03 12:31:35 
身構えたまま軽く右手に目をやると遅れてきたのであろうマソが相変わらずポージングを決めていたがその表情を見る限りそろそろ戦闘が始まるのであろうことは察しがついた

「貫けっ!」
左手から大きな声が聞こえると同時に何か異質な気配を感じた俺は即座に地を蹴り後方へと大きく飛びのいた
その直後先ほどまで俺が身構えていた位置をオギャスの斬撃が石畳を打ち砕き、砂埃を巻き上げ、地を抉りながら通り過ぎようとした

「おいおい・・・俺を巻き込む気かよ・・・」
斬撃によって巻き上げられた石畳の破片と砂埃によってクララから完全に死角になったのを確認しそう呟いた
 14941: 水筒:べにー 鳳紅輝 2003/02/03 12:37:42 
普段ならば口だけを動かしていたのであろうが今は戦闘中・・・珍しく口と一緒に手も動かしていた・・・
死角になったその刹那、左手の水筒の蓋を緩め、右手を軽く濡らしていく・・・濡らしながらも右手を振るい周囲に・・・己を中心として約半径10mほどの範囲に念を込めた水滴を飛ばした
水滴が石畳や土に落ちたのを確認すると水筒を腰に戻し足元の石畳を砕き目印とする

「そろそろ俺もいくか・・・」
砂埃が晴れる前に地を蹴り、倒すべき相手であるクララがいるであろう場所へ向かって駆け出した
 14960: 準備:クララ クライフェイス 2003/02/03 17:48:17 
「ピエール君、極力荒れて無いところを探して…」
言いかけた言葉を遮る様に、闘技場を轟音と供に斬撃がえぐる。
『まぁ…極力な…』
何時の間にか地形の変わっている闘技場を見、二人は苦笑いを浮かべた。

「…っと、俺も動かないとな」
移動に備え車椅子の安全ベルトを締める俺はふと考える。
普段ならピエール君に頑張ってもらうところだが、この荒れよう…相手に近づいて来てもらった方が早いだろう。

「だったら…」

車椅子に備え付けた双刀を何時でも抜けるようにすると、俺は精神統一を始めた。
 14961: 散漫:クララ クライフェイス 2003/02/03 17:56:28 
両手を胸の前で構える。
全身を、血とは違う何かが駆け巡るのを感じながら、それを一つの場所へ集める様に意識する。

「…一つに…集中…流れ…力…」

集中しながらも、ついぼそぼそと呟いてしまう。
この様な場で緊張しているせいか。普段から極力自戒している悪い癖が出てしまっている。

「…形成…イメージ…」
『馬鹿、クララ、気づけ!』

自分自身の呟きに気を取られ、ピエール君の注意にも反応が遅れた。

先程の斬撃で起きた砂埃の中から戦うべき相手が迫り来るのに…完全に俺は反応できずに居た。
 14970: 思案:べにー 鳳紅輝 2003/02/03 21:20:30 
さきほど相手がいたところへ向けて砂埃の中へと駆け込みながらどう攻めるか考えていた

何故なら今まで車椅子に乗っている相手と戦ったことなど勿論あるはずもなかったからである

攻め方と共に相手はすでに移動していてこの攻撃は無駄に終わるだろうなどと考えていると目標地点にいまだに標的の気配があることに気づき手足に気を集中させていく
 14971: 一蹴:べにー 鳳紅輝 2003/02/03 21:21:09 
「まず一撃!!」
砂煙を抜けると身体を反転させ下段後ろ回し蹴りを車椅子の車輪を狙って放つ
車椅子相手にどのように戦えばいいのかわからないため相手の動きを少しでも封じようと考えたわけである

「つぁっ!!!!」
タイヤを粉砕するつもりで繰り出したこの一撃でクララごと車椅子を蹴り飛ばし再び間合いを広げ身構える

「さて・・・次はどう攻めるか・・・」
 14975: 熱き漢の攻防1:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/03 21:53:05 
「貫けっ!」
その言葉と同時に地面が割れ、激しい斬撃が迫りくる。

「フ・・!甘いわヨーーぅ!!??・・・ッハァ!!!筋肉高速イドゥーーーーーー!!(ポージング(カッ」

ベスパの身についていた金粉が体表から離れ、筋肉の周囲に浮遊し、輝いている。
キラキラと輝いて
とても美しい
と、ベスパは思っている(爆)

これはこの技とポージングの魅せ度をUPさせる補助効果(意味は無い)だ。
この効果の為だけに試合に遅刻したことは言うまでも無い(爆)。

そしてその技を叫ぶと同時に瞬時に体中の筋細胞が活性化、光の速さに喧嘩をうるような速度と自慢の筋力で上空へ飛び上がった。
 14976: 熱き漢の攻防2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/03 21:54:26 
「ナァッハッハッハ!!!そんな己が肉体を使わない攻撃でアタシがまいるとおもってんノゥ!?フ・!あーまいんじゃないカッシラーー!!?ナァッハッハ!もう!アタシってば余裕で対空ポージングとかしっちゃうわヨォォオゴッフーーン(吐血」

彼はどうやら周囲をよくみていなかったというか、みても忘却していたと言うか
ギャスダックが技を放った途端に舞い上がった石畳に見事上空で御対面。
つまり、激突したのだ。

しかも

ポージング中に。

不様だ。
ああ、不様。
ベスパ一生の不覚。
そのまま垂直落下するマソ。
 14977: 熱き漢の攻防3:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/03 21:55:15 
「・・ハ!!!ヤッベエワ!!!クゥ・・!?」

激しい轟音とともに地面に叩き付けられる。
しかし普段鍛えているせいか、さほどダメージはないようだ。
落ちた時の衝撃で結んでいた髪がはらりとほどける。
これで魅力指数3割増しだとベスパは細く笑んだ(笑むな)。

「・・フ、やぁるじゃないのヨぅ!!??それじゃあ・・アタシも反撃させてもらうワヨぅ・・!!?」
 14978: マソ反撃開始1:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/03 22:07:35 
「ハッキリ言うけど、アタシも本気、ださせてもらうわヨーーーーぅ!!??(ポージング)」

本人はいたって真面目なセリフだとおもってらっしゃるが、ポージングをしながら喋ってもなんもかっこよく無い。
むしろ
ふざけているの領域であろう。
ギャスダックも当面呆れているようだ。

「まずはそのアブナッカシイ剣、どうにかさせていっただきまっしょーかネィ〜〜!!」

先ほどの筋肉高速移動のなごりか、まだ多少移動の速さは建材で、瞬時にギャスダックとの間合をつめる。
 14979: マソ反撃開始2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/03 22:09:35 
「さあ!これで貴方の動き、封じさせてもらうわヨーーーぅ!!??」

なにやらパンツの中をごそごそと探り、取りだしたるは

【アブトロ肉】

かの名商品の素敵なマガイ品だ。

瞬時にそれをギャスダックの体に取り付ける。

「これで貴方はこのアブトロ肉の震動が止まる(電池がきれる)まで身動き一つ、とれないわヨーーぅ!!??ナァッハッハハハ!
身動きとれない間にじっくりアブトロ肉でビルドアップすることネ〜〜〜ィ!!!!(ゲラッゲラ(ポージング」
 14980: マソ反撃開始3:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/03 22:10:14 
いうまでも無く正真正銘の阿呆っぷりを爆裂発揮しつつ、まあ、一応は相手の動きを封じ込めた。電池は落ちてたやつを使用してるのできっと割とすぐ止まるということはつゆ知らず。
 14999: 驚愕:ギャス ギャスダック 2003/02/04 00:11:24 
斬撃がベスパに当たったと思われたその時
砂煙の中から物凄い勢いで空中に飛び出すベスパの姿を確認する
が、空中でなにやらポーズを取っている間に巻き上げられた石畳に当たり無様にも地面に激突する。

「…なめとんのか」
そう言った矢先に目の前にベスパが現れる

―!?―

突然の事に何が起こったのかまったく理解できなかった
気が付いた時にはとてつもない衝撃が全身を襲っていた
 15000: 強襲:ギャス ギャスダック 2003/02/04 00:22:52 
「ぐっ…、が…っ!」
不覚、まさかこの俺が動きを封じられるとは
しかし此方が動けないと思い込み、油断したのがベスパの運の尽きである
今から何が起こるのかも気づかず、ベスパはポーズを取っている


そう、『後ろにも俺がいる』とも気づかずに…


それは所謂【分身】というヤツで、一人の人間が二つに分かれる
そんなふざけた技であったが、中々使い勝手の良い技である
あえて難点を述べるなら片方がダメージを受ければ、もう片方もダメージを共有してしまう所だろうか
 15002: 強襲、しかし:ギャス ギャスダック 2003/02/04 00:38:35 
もう一本の愛刀【アヤメ】を構え、何も気づかずにポーズを取るベスパの後ろから襲い掛かる

が、しかし

またもやとんでもない速さで後ろを向き、俺の刀を両の手で受け止める
「ナァッハッハッハ!!!マッスゥール白羽取りヨッ!!!
そんなセコイ方法で、アタシの肉体を傷つけられると思ってるノォーーーーウ!?」
ごもっともである、もはやコイツに常識は通用しないようだ

「マーーータックゥ!!!そんなオイタする子はアタシがオ・シ・オ・キ・ヨーーーーーーゥ!!!」
そういうや否や、刀ごと俺の体をてつもないスピードで壁の方へ吹き飛ばす
 15005: その時「本体」:ギャス ギャスダック 2003/02/04 00:52:20 
激しい衝撃の中、もう一人の自分が目の前の男に吹き飛ばされる姿が見える

「…やっ…べぇ」
地上から数十メートル上へ跳び、数十メートルの距離を一瞬で詰め寄る肉体を持つ相手である、壁へ叩きつけられればタダでは済まないであろう事は言うまでも無い
ある程度のダメージを覚悟したその時
腰の機械が徐々に静かになる、どうやら電池が切れ始めたらしい
(間に合えーーーーーーーーーーーーー!!!!)
急ぎ分身を元に戻す
 15034: 衝撃:クララ クライフェイス 2003/02/04 14:19:59 
「まず一撃!!」
それは砂煙の中から現れた。
機敏な動きで確実に車椅子の車輪を狙うその蹴りを、今の状況で避けるのは無理だった。

「だったら…」
俺は発動まで達していない術をとっさに迫り来る紅輝の蹴り足へ向かって放った。とはいえ不完全な発動、本来なら雷撃を放つその術も、ただ魔力を放出するだけでしかなかった。

「つぁっ!!!!」
確実にこちらを捕らえる蹴りの威力を、魔力の放出で出来る限り削ぎながら…それでも相殺は出来るはず無く、俺は車椅子ごと吹き飛ばされた。
 15036: 反撃準備:クララ クライフェイス 2003/02/04 14:30:11 
「…大丈夫か、ピエール君?」
俺は横倒しになった身体を起しながら、彼に問いかける。
彼は、起き上がる俺を助けるように車椅子を動かす事で応えた。

「このままじゃ防戦一方だな…」
俺は反撃に打って出る決意をし、双刀を抜き構え…る前に、膝掛けの中からハチミツの入った瓶を取り出した。

「ピエール君…これを」
手に持った瓶の蓋を開けると、瞬間先程まで軽やかだった車椅子がその動きを鈍くする。そしてその車体から、1人の妖精が飛び出してきた。
 15037: 反撃:クララ クライフェイス 2003/02/04 14:34:50 
『おーこれこれ、さすがに俺も疲れたからなー』
飛び出してきた妖精…ピエール君は、瓶の中のハチミツを両手で掬い取るとその場で舐めだした。

「ピエール君…もう一頑張りしてもらうよ。」
『おうっ!』
存分に舐め終わった彼は、再び車椅子に憑依する。とたん力がみなぎるかのように動き出す車椅子。私は双刀を構えなおすと、高らかに叫んだ。

「ピエール君、フィーバー!」

『フィーバー♪』
応える声とともに車椅子は、人が全力で駆け抜けるほどの速さで戦うべき相手へと迫った。車上に双刀を構えた戦士を乗せて。
 15077: テンション上がり放題:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/04 22:28:44 
「アラ・・!?そういやなんでかギャスダックが2人いるじゃないのヨぅ!?」

気付くのが遅すぎですね

「ってか、いつのまに剣2本もモッテタノゥ!?いきなりだしちゃって反則じゃないノゥ!?ネィ〜〜!!?」

いや、最初からもってたっつーの

「・・ハ!そうか!アタシわかったワ!!!ギャスダックガ2人いるから剣もふたっつなーーのネーーーィ!!??アタシってば爆裂かっしコイワーーー!!!!」

そろそろいいかげんにしましょう。

こうも喋っている間にも実はベスパ、【ポージング乱舞】をギャスダックに執拗に浴びせていた。
 15079: テンション上がり放題2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/04 22:29:53 
皆さん既にお分かりだろうが【ポージング乱舞】とは、ひたすらポージングしまくって、その動きの祭に強力な筋パワーで相手を殴りながらポージングすることである。

「ウフッフ・・・!!アタシ絶好調・・!爆裂絶好調ヨーーー!!??嗚呼っ!これも日々のポージングのたまものなのカシラ!!?それとも日々の付近の住民へのピンポンダッシュの成果なのカシラ!?それとも日々の金魚運動のおかげなのカシラアアアアーーー!!???
イヤッホゥ!!アタシのテンション最高潮!!!テンションMAX!(ポージング)

ソオオォオオオオオラアア!!!!!」
 15080: テンション上がり放題3:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/04 22:30:32 
盛大なかけ声と共にギャスダックにとどめだといわんばかりにポージングを仕掛ける。

が、しかし

−スカッッ


「!!??!?」

その渾身の攻撃を喰らう直前にギャスダックの分身は本体に戻っていた。
そう
とうとう
アブトロ肉の電池が切れたのだ。事実アブトロ肉使用され時間は「3分」程だったらしい。
観客席のお客さまのカップラーメンが丁度できあがる時分だったといってもイイだろう(ナイス例えアタシ!(イヤマッテ

「・・・くっ・・、間に合ったか・・っ」
 15081: テンション上がり放題4:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/04 22:31:03 
「・・アラ!?ギャスダック!?ギャースダック!!?ドコ!?ドコいっちゃったのヨぅ!?・・ハ!さてはアレネィ!?アタシを放置する気ネィ!?新手の放置プレイネーーーーーィ!!?」

本気で放置したいと心から願うギャスダック。

そして今のベスパは敵前で背面美を見せつける形(敵に背をむけスキ放題)でまさにギャスダックにとっては今がチャンスと言わんばかりの状態だ。
 15087: 分析:べにー 鳳紅輝 2003/02/04 22:52:10 
「魔力で勢いを殺されるとはな・・・ズボンも破れたか・・・」
片足で立ち、蹴りを繰り出した方の足をぷらぷらとふり状態を確認する
「ふむ・・・ダメージは無し・・・迎撃ではなく魔力をクッションにしてくるとはな・・
・」

クララの車椅子の動きが想像できないため、様子を見ているとその車椅子から精霊が現れ、クララと会話をしだした

「なるほど・・・あれがクララの脚の正体か・・・これはやっかいだな・・・」
精霊ということはクララだけでなくその精霊自身が攻撃してくる可能性もあるわけである
その精霊がはちみつを舐め終え車椅子に消えるのを見て呟く
 15088: 迎撃用意:べにー 鳳紅輝 2003/02/04 22:53:09 
「さぁて・・・迎撃準備しておかないとな・・・空気中の水分は・・・十二分か」
腰に下げている水筒の蓋を少し緩め指先を濡らしたそのとき

「ピエール君、フィーバー!」

『フィーバー♪』

その声と同時に車椅子が人が駆けるほどの速さで双剣を構えたクララを乗せこちらに向かってきていた
「そう簡単には喰らってやれないな・・・」
そう言うと濡らした手を振りこちらへ向かってくるクララへ向けて念を込めた水滴を飛ばす
 15089: 牽制?:べにー 鳳紅輝 2003/02/04 22:53:41 
「呪氷剣!!」
水滴が氷片となり空気中の水分を吸収しさらに大きく、短剣ほどにまで成長した氷塊がクララへと襲い掛かる

「牽制にはなるよな・・・」
その後を考え手足に気を集め・・・クララを待ち構えた
 15103: マソ退治:ギャス ギャスダック 2003/02/05 00:15:06 
「・・アラ!?ギャスダック!?ギャースダック!!?ドコ!?ドコいっちゃったのヨぅ!?・・ハ!さてはアレネィ!?アタシを放置する気ネィ!?新手の放置プレイネーーーーーィ!!?」
俺に背中を向け何気にポージングしまくるベスパ、先ほどからやる気があるのやらないのやら…
その、あまりにも常識から外れた戦いぶりにリズムを崩される

「…あ」
どうやら分身を戻すのがほんの少し遅かったらしい、顔に喰らったらしき一撃が今になって聞いてきたらしい
たらりと鼻血が地面に落ちる
と、同時に足がふらつく

(んだよ、一撃喰らっただけでコレかよ!?)
一寸よろめくもののなんとか体勢を立ち直す
 15106: 続・マソ退治:ギャス ギャスダック 2003/02/05 00:29:14 
「しゃーねぇ、使うか」
そう言うと懐から円筒形の筒を取り出し、中から黒くドロッとした物を取り出す。

「いくぞぉ…クロツルバミ」
黒陽炎刀『クロツルバミ』、刀身が黒い液体金属で出来た刀
所謂【魔剣】と言うヤツである。

何も気付かず背中を見せるベスパと、距離を取る様に後ろへ飛び跳ねつつクロツルバミを真横に振り切る
すると、同時に液体金属でできた刀身が伸びベスパの背中に襲い掛かる
 15119: 接近:クララ クライフェイス 2003/02/05 14:36:51 
「呪氷剣!!」
掛け声とともに、短剣の如き氷塊が迫り来る。

「はっ!」
俺は車椅子の速度を緩めることなく、その氷塊に突きを放った。
氷塊を砕こうとするのではなく、力を加える事でその軌道を変える。
しかし、角度が不完全だったのか氷塊の一部が削れ、頬をかすめた。

だが今はそれしきの事で立ち止まるわけにはいかない。
俺は未だ速度を落とすことなく、こちらを待ち構える相手へと向かった。
 15120: 接近の2:クララ クライフェイス 2003/02/05 14:52:11 
「ピエール君、作戦その3!」
こちらを待ち構える相手を見据えると、俺はピエール君に指示を出した。この日のために幾つかの行動パターン戦闘パターンをピエール君と考えている。

『OKー!』
戦闘に興奮しているのか、彼は普段より上ずった声で答える。
それと同時に、それまで相手に向かい直進していた車椅子が、弧を描くように車線を変える。
相手の右側から迫ろうとしているのだ。

そして。
待ち受ける紅輝に近づくと。
車椅子は前進を止め、左右の車輪をそれぞれ逆に回転させ、その場で回転した。
 15121: 攻撃:クララ クライフェイス 2003/02/05 14:58:16 
車椅子が、相手の眼前で回転する。
俺の身体は振り落とされないよう安全ベルトをし、車体に拘束してある。

「せいやっ!」
俺は車椅子の回転の勢いを生かし、紅輝に向かって突きを放った。
下半身の動きが制限される以上、こうして回転の力を利用しないと、ただの突きであっても、充分な威力で放てないだろう。

ましてや相手はただ向かってくる氷塊ではない。
充分にこちらを迎え撃つ用意をした、歴戦の戦士なのだから。
 15129: 勝負1:べにー 鳳紅輝 2003/02/05 18:48:26 
「はっ!」

俺の放った呪氷剣はクララの双剣によって軌道をそらされ石畳へと突き刺ささったがクララの頬に一筋の傷をつけていた

「あの程度では流石に効かないか」
クララは俺の読みどおり勢いを殺す事なく双剣の切っ先を俺に向けて突っ込んできた
このまま俺を突き刺す気かはたまた何か別の狙いがあるのかはわからないが、かと言って
こちらも何の準備もせずにおとなしく相手の攻撃を待つ気もさらさらなかった

俺は両の手を軽く濡らしクララの突き無いしは斬撃に対する準備をし身構えていた
 15131: 勝負2:べにー 鳳紅輝 2003/02/05 18:52:47 
(来る!!!)

クララとの間合いがつまり一歩の踏み込みで相手に大きなダメージを与えれるほどに狭くなったその刹那車椅子の車輪はそれぞれ異なる回転をしその場で回り出したのである
回転を始めたが剣が突き出されて回転斬りをしてくるわけではなかった・・・故に考えられるのは回転により生まれたエネルギーを利用しての突きである
結論に至った俺は瞬間左手に意識を集中し念を込めた

「呪氷壁!!」

「せいやっ!」

左の手のひらに手のひら大の氷塊ができみるみる厚みを増していく
クララの突きにあわせて左手を突き出す・・・突き出しながらも氷は厚みを増していた
 15132: 勝負3:べにー 鳳紅輝 2003/02/05 18:53:44 
左手に形作られた氷壁がクララの突きと接触した

「ビキビキビキ!!」

クララの剣は俺の左手の氷壁を貫き俺の左手を突き刺した
長期のブランクのためか以前よりも氷の生成速度遅くなっていたことを認識できていなかったのである
かと言ってもし・・・を考えていなかったわけではない
左手に剣が突き刺さっても顔色一つ変えず右の拳に力を込め、左手は氷で剣を包み逃げられないようにしていた

「燃えろっ!!伍式 鳳翼閃!!!!」

俺の右手を炎が包み、俺は拳をクララ顔面めがけて尋常ならざる速度で突き出した
 15147: ショッキング!1:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/05 23:07:02 
一瞬背中に風を感じるとともに重く冷たい衝撃が背中に走る。

「オゴーーーーーーーーーーーーフ!!!!!(吐血」

吐血はリアクションにおけるデフォです(マテ(むしろ常識の方向で(断る
例え背中にダメージがあろうと吐血は如何なる場合にも起こり得るのです。これを「ベスパの法則」といいます。

「・・グ・・ッ・・ぅ・・・っ?」

急にきた衝撃と激痛におもわず体を前に倒す。
未だ何が起きたのかわからず混乱している、なんせ脳迄筋肉ですから(爽
 15148: ショッキング!2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/05 23:08:01 
ふと背中に手をやるとドロリとした感触があった。どうやら背中上部がぱっくり裂けたらしい。
そして背後に視線をおくると、やや離れた距離にギャスダックが黒い液体状の物をもって立っていた。
ギャスダックがそれを持ち構えると鋭い剣のような形に変型する。

「・・アッハーン・・・アレネ、さてはフットゥーの剣じゃぁないってワケネィ・・?まあ、普通の剣じゃぁアタシの肉体にまけて折れてしまうからネィ・・・!考えたワネ・・ギャスダック・・!!!!!」

そういいながらなんとか身を起こす、
 15149: ショッキング!3:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/05 23:08:53 
「アタシのバッディーに・・よっくも傷つけてくれたワネィ・・・っ?」

未だ流血の止まらない背の傷口に、体にまとっていたリボンを集中的に巻き付け仮止血をする。
そしてパンツに手をいれまたゴソゴソと何かを探す。

取り出したるは

【プロテ珍】

かのステキ紳士が作ってくれた素敵レアプロテインである、むしろベスパの家宝である(マテ

ビンの蓋を親指でキュポンと勢いよくあけ、その粒をすべて口の中にながしこむ。
その直後眩い光と共に、さらなる進化(ビルドアップ)をとげたベスパをギャスダックは目の当たりにした。
彼の股間にはなんと皆さんお馴染みの【覇道砲】が
 15151: ショッキング!4:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/05 23:09:58 
そして後方へジャンプし思いっきり床の石畳を割る、破片と砂塵に身をかくし、そのなかからギャスダックにむけて覇道砲を砲弾した。

「さあ!これは避けられるカシラッ!!!!??」
 15177: 思考:クララ クライフェイス 2003/02/06 14:29:16 
「燃えろっ!!伍式 鳳翼閃!!!!」

その声を認識した時には、既に俺の身体は後方へと吹き飛ばされていた。
攻撃を食らった頭部が、酷く痛む。

『クララ、大丈夫か、おい!』
ピエール君が何か喚いているが、よく聞こえなかった。
当たり所が悪かったのか、いまいち思考がはっきりしない。

『クララ…?』
「…痛ぇ…ムカツク…なに食らってんだよ…俺ムカツク…」

次第に混乱から復帰する思考。しかしその過程で、多くの部分がそぎ落とされていく。後に残ったのは、純粋なる感情。

ただ、戦う為の。
 15178: 駆動:クララ クライフェイス 2003/02/06 14:38:04 
「ピエール君、安全ベルト解除」
声に応え、俺の身体を車椅子に繋ぎとめていたベルトが外される。
それを確認すると、俺は膝掛けを剥ぎ取った。

その下から現れたのは、雷光を反射する鋼鉄の義足。
俺はそれに触れると、何かを確認するかのように呟いた。

「…魔力経路、接続…擬似霊格、構成…駆動準備、全処理完了…」

その呟きに沿うように、義足が鈍く輝きだした。

「武甲義足、駆動!」

その声とともに俺は、その仮初の足で、闘技場を踏みしめた。
 15180: 武甲義足:クララ クライフェイス 2003/02/06 14:47:15 

−武甲義足−

失った両足の代わりに作られた、魔法仕掛けの戦闘用義足。
これのおかげで俺はこれまで以上に戦う事が出来た。
ただし所詮は不完全な義足。決定的な欠点が存在したが…

「ピエール君、下がっていろ」
俺はそう指示すると、その両足で闘技場を踏みしめながら、敵を見据えた。
いまだ双刀の一振りは敵の下に…ならば…

戦法は決まった。
 15181: 真意:クララ クライフェイス 2003/02/06 14:48:58 

俺は義足に魔力がみなぎるのを感じると天へ向かい跳躍した。
雷光煌く曇天を背後に、跳躍の勢いを使い空中で前転、姿勢を変える。
そしてそのまま落下の勢いを生かし、敵目掛けて渾身の蹴りを放つ。

「雷弾キックっ!!」

しかしその蹴りが敵に当たる事は無かった。
目的は、相手にダメージを与える事ではなく、双刀を揃える事だったから。

俺は本能的に、自身が持つ最大の技でしか、この相手は倒せないと悟っていた。
 15197: 驚愕:ギャス ギャスダック 2003/02/06 21:35:45 
相手にダメージを与える事は出来た…
が、それも大した物ではなかったようだ。
リボンですぐに止血をすると例の如くパンツの中から何かを取り出し、それを勢い良く口の中にほおりこむ。
と、その瞬間ベスパの体から眩い光が放たれ、恐ろしい事が起こった。

「………!?」
もはや出る言葉も無かった。
更に一回りは大きくなったベスパ、いやそんな事はもうどうでも良い
そんな事よりも、俺の視線は股間の立派な角らしき物体に釘付けになっていた。
 15198: 迫り来るマソの脅威:ギャス ギャスダック 2003/02/06 21:50:05 
股間の角に気を取られた一瞬に、ベスパが後方に勢い良く飛び退き同時に床の石畳を豪快に打ち砕いた。

「しまった!」
不覚、あまりにもの珍事に対応が一瞬遅れる。
勢い良く飛んでくる石畳の破片を幾つかもろに喰らってしまう。
と、同時にべスパの姿も見失ってしまった。

(――どうする!?)
結界を展開しつつ自問する、しかし考えている余裕は無いようだった。
何かが物凄い勢いで近づいて来ている。

 15199: 膠着:ギャス ギャスダック 2003/02/06 21:56:58 
「おぉぉぉあぁぁぁぁぁぁぁ!」
砂煙を付きぬけ出てきた何かをクロツルバミで受け止める。
ソレがあまりにもバカデカイエネルギーの塊だったので、ソレがベスパ自身なのか、それとも気の塊なのかは一切解らなかった。
だがしかし、兎に角一つだけ解る事があった。
(下手したら…死ぬな、こりゃ)

結界を全て前方に展開させつつも、クロツルバミで覇道砲をなんとか受け止める。

「んががが、ここで押し負ける訳にはいかねーんだよぉ!」

――ピシッ――

自分の足元の石畳が音を立てて砕け始めているのがわかった。


 15201: ムービングケツ1:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/06 22:46:08 
「・・・・・・・・・・・」


ケツを高くかかげ、頭を会場の地面につきさし、体全身の力がぬけた状態でベスパはそこで沈没していた。
どうやら今度は自分で割った石畳に激突したらしい。
先ほどの怪我にもあいまって、今回ばかりは相当なダメージを得たようだ(微妙

実際覇道砲がギャスダックにあたったかも確認しないまま流石にちょっと自分でも
(アタシって・・・阿呆カシラ・・・!!?)
とかなんとか思っていた。
ええ
阿呆です。阿呆ですとも。
 15202: ムービングケツ2:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/06 22:46:43 
そしてなんと

落ちた衝撃に覇道砲を見事に破壊。
呆気無く、ここぞとばかりに呆気無くそれは折れていた。
(ああ・・!アタシってば・・女の子になっちゃったノーーーゥ!!??)

いや、それは違いますから。

先ほどのプロテ珍大量摂取からの副作用か、体が妙におもい。
墜落のショックで背中からの出血もドクドクと止まらなくなっているようだ。
あまりの出血の多さに意識が霞んでくる。
 15204: ムービングケツ3:ベスパ ベスパ=バババーン 2003/02/06 22:47:31 
(くっ・・・は、はやくたちあがらないっと・・・!!!!)

しかし彼は立ち上がれなかった。
なんと
顔が深くめり込み過ぎてる為に、どんなに動いても下半身(おもにケツ)しか動かなかったからだ(爆)
 15219: 応急処置:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 10:57:26 
「まぁ、予定通りか・・・」

クララを殴り飛ばし、剣を押さえ込んでいる左手の氷を解いて剣を手から抜き取る

「ぐっ・・・」

剣を抜き取った傷口から血が噴出していく・・・その場に剣を突き刺すと傷口から噴出す血を凍らせ止血する
左手を何度も握りなおし状態を確認する
傷は深く一見この戦いでは使えそうも無いが、俺の自然治癒力は常人のそれとは違っていた・・・故に使えないわけでは無い
 15223: 義足?:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 10:59:49 
「武甲義足、駆動!」

クララから大きな声が聞こえてくる

(義足?)
顔を上げるとクララが2本の脚で立っていた
(金属・・・魔力の流れ・・・警戒したほうが良いな・・・)
クララが何かを仕掛けてこようと即座に対処できるようゆったりとした動きで身構える
このまま戦っていても時間だけが過ぎていくだろうことはわかっていた
そしてクララが何か仕掛けてこようともこれで決めに来る可能性は低いだろうとも思っていた

(この次だ・・・この次の一撃で勝負がつく・・・)

クララを警戒しつつも身体の深奥部に意識を集中していく
 15224: 炎翼:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 11:00:21 
「雷弾キックっ!!」

クララの仕掛けてきた飛び蹴りを横に飛び回避する・・・そしてそのまま間合いを広げて砕かれた石畳の上で構える

「これで終わればよし・・・終わらなければ・・・」

殺気を込めてクララを見据え・・・そして俺の背中には炎が立ち上った
立ち上った炎はゆらりと翼を形成していく
 15225: 陸式!!:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 11:00:47 
「陸式 鳳雛炎舞!!!!」

翼から紅炎のように炎が迸り俺を中心としてコロッセオ中に無差別に放たれていく
数瞬の間無差別に放った後意識をクララへと向け、クララを中心として雨の様に炎を降らせていく
炎を降らせながらも次の攻撃を出すためかまえるのであった
 15228: 顕現:クララ クライフェイス 2003/02/07 13:43:36 
「陸式 鳳雛炎舞!!!!」

闘技場に、そして俺の周りに、無数の劫火が降り注ぐ。
蹴りを避けられたが、双刀は再びそろった。
そして最後の決着をつけるため、俺は精神を研ぎ澄ました。

「…くっ!」
降り注ぐ炎が、一部はかすめ、一部は確実に身体を捉え、焼きつかせる。既に身体の一部の感覚が失われつつある。
しかし、ここで倒れる訳には行かない。

「心神集中…刀神顕現…」
その声…いや、既に焼け付く空気で声になっていなかったのかもしれないが…を引き鉄に、眼前に暗き紫色の鎧を纏った、双刀剣士の偶像が現れた。
 15230: 突貫:クララ クライフェイス 2003/02/07 13:53:31 
俺は刀気を高め作り出した神の偶像の後姿を見つめながら、双刀を構え、腰を落とし身をかがめた。また一つ、炎が顔の横をかすめ、髪を幾総かつれて行く。

刀神…所詮俺の刀気をかき集め、仮初の姿を与えたもの。直接相手を傷つける程の力はもっていない。もっとも俺とは比べようのない使い手なら、それも可能かもしれないが。

本来、相手を畏怖させ、己が力を収束する過程に過ぎぬその偶像も、この劫火の雨を少しでもしのぐ傘になってくれるのだろうか?そんな埒の明かぬ考えを持ちながら、脚部に力を込める。

「はっ!」

武甲義足に込めた力を解き放ち、俺は刀神の後姿へ突進した。
 15231: 雷刃:クララ クライフェイス 2003/02/07 14:06:28 
鎧纏う巨体の双刀剣士の偶像の、その腹を突き破るように…俺は双刀を両翼の如く構え突進した。
貫かれた偶像は、雄叫び…或いは断末魔の叫びか…と供に、俺の肉体へと収束していく。

構えられた双刀の、その鍔元から切っ先まで、曇天に轟く雷鳴の如く、練り上げられた刀気と雷電の混ざり合ったものが満ちていく。

「紫電迅雷、双刀真伝・雷刃!」

実状、既に満身創痍。
これが最後の攻撃だろう。
俺は、紫電と化した双刀を振るい、多角度から、紅輝へ斬撃を放った。

己が全力を懸けた最後の攻撃を。
 15239: 相殺:ギャス ギャスダック 2003/02/07 22:30:47 
「だぁりゃぁぁぁぁぁ!」
覇道砲の勢いに負けメリメリと地面の方へ徐々に押しやられが、懇親の力を振り絞り覇道砲をなんとか相殺する。

「はっ…馬鹿らし」
覇道砲を相殺すると、その先に生えているケツが見えた。

本来ならが今がチャンスなのだろうが、相殺するのに全ての力を使ってしまったらしい、体がまともに言う事を聞いてくれなかった。
そのままその場に倒れるその瞬間、かろうじて口にくわえた鉄楊枝をべスパに向け吹き飛ばす。
 15240: 御開帳:ギャス ギャスダック 2003/02/07 22:38:05 
ベスパに向かっていった鉄楊枝はベスパには当たる事無く、彼のビキニを引き千切り壁に突き刺さった。

しかし、それを見る事もなくギャスダックは仰向けに倒れた。
「今日は一体…なーにしてたんだかね…」

彼の数メートル先には一糸纏わぬベスパの下半身が地面から生え、客席には軽い悲鳴が入り混じった笑い声が響いていた・・・

ちーん
 15244: 最後の一撃1:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 23:28:42 
「心神集中…刀神顕現…」

俺の放ち続けている炎に身を焼かれながらもクララが何事か呟くとクララの前に双刀をもつ剣士のようなものが姿を現した
過去見たことも無いものが現れたため気を練り警戒する

「はっ!」
 15245: 最後の一撃2:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 23:29:22 
クララがその手に持つ双剣でこの剣士を貫いた
すると剣士だったものはクララの体内へと吸い込まれ大きな力の流れとなっていく
嫌な予感が背筋を走り、俺も最後の一撃を出すために気を増幅させる

「紫電迅雷、双刀真伝・雷刃!」
「呪氷陣!!」

クララの双剣は紫電となり襲い掛かってき、俺の周囲の地面からは大の男の胴回りはあろうかと言うほどの無数の氷の刃がクララを狙って突き出していく
 15246: 最後の一撃3:べにー 鳳紅輝 2003/02/07 23:29:42 
「呪氷壁!!」

眼前に子供ほどの氷壁を生み出す

「呪氷剣にはこういう使い方もあるんだ!!喰らえっ!!!!」

眼前に生み出した氷壁に渾身の蹴りを繰り出し氷壁を貫くと己の脚を、腰を、身体を氷で包みさながら一本の巨大な槍のようになる
鳳雛炎舞の炎と呪氷陣の氷を従えクララへ殺気を込めて突撃した
 15255: 決着:クララ クライフェイス 2003/02/08 02:30:16 
「呪氷陣!!」

氷刃。

迫り来る氷刃。

氷刃切り裂く紫電の雷刃。

劫火。

迫り来る劫火。

切り裂かれた氷塊に反射する炎光。

「呪氷壁!!」

氷壁。

そびえ立つ氷壁。

氷壁は何時しか一本の氷槍に。

氷槍。

劫火と、氷刃を従えた氷槍。

それら全てを打ち毀す為に。

振るわれる雷刃。

そして。


激突。
 15256: 白:クララ クライフェイス 2003/02/08 02:38:23 
気がつくと。

俺は闘技場に倒れていた。
先刻まで手にした双刀の感触が無い。どこに行ったのだろう…

身体が動かない。上半身はまだしも、下半身、特に鋼鉄の義足は何の反応も示さない。

武甲義足最大の欠点。駆動時間が過ぎたのだろう。

足の事を考えると、ふと、車椅子に憑依する妖精の事が気になった。既に彼はもう一つの自分の足という事か。彼にとっては迷惑な話だと、白濁する意識で考える。

白い。白い結晶。それが先程の戦闘で生じた氷の微細なる結晶なのか。薄れ行く意識の中で見た幻影なのか。

ただ俺は。まどろみの中で。その白を眺めていた。その瞼が閉じられるまで。
 15257: 退場:クララ クライフェイス 2003/02/08 02:45:27 
車椅子が。

無人の車椅子が。

暖かな光を生み出し。

まるで子供を連れ帰るように。

暖かな光と供に。

車椅子が戦士を乗せて闘技場を後にする。


戦士の。

その男の。

帰るべき。

安らげる場所に。
 15301: 終局:べにー 鳳紅輝 2003/02/09 12:48:00 
紫電の刃が俺を狙い襲い掛かってくる
俺の体が・・・氷が紫電激突し交わる・・・

身体に電流が流れる

(ちりちりする・・・)

筋肉が俺の意志に関係なく動く
感覚が薄れゆく・・・
意識が沈みゆく・・・
 15304: 終幕:べにー 鳳紅輝 2003/02/09 12:54:37 
俺が纏っていた氷は剥がれ落ち一部が残っているだけであった
身体は未だに痺れ思考もはっきりとしない・・・ただわかるのは俺が立っていると言うこと・・・そして・・・この戦いの終わりを告げるかのように天から大粒の雨が降り注いでいることだけだった

ふと視線を泳がした先には車椅子に乗り、力なく肩を落とし退場していくクララ・・・この勝負の結末は・・・あの車椅子の妖精だけが見届けたのだろう・・・そんなことを思いながらその場を後にした
 15383: 閉幕ケロ:シモン執行部 シモン 2003/02/12 00:16:37 
「…終わったみたいケロね…」
闘技場をひよこむしで駆け回っていた(とばっちりをくらわないように…)蛙は呟くように言った。そして宣言する。
「これにて、ガッツオバトルフィールド ノーマ闘技場戦を閉幕するケロ」
それから、周りを見回し。
「さて、お約束どおりの壊れよう。彼らに壊すなと言うほうが難しいケロね…」
蛙は後ろにひんやりとしたものを感じ、振り返った。
!(さて、石畳を直す作業から、やってもらおうか…)
「…お、皇ぺ…」

「なんで、おいらなのケロォー!!」
それから、数日間ノーマには、蛙の悲鳴が聞こえたそうな…
 15464: 選手登録票:執行部本部 レイラール 2003/02/14 00:29:22 
戦いが終わった・・・レイラールは本部から大画面に8人の選手登録票を映し出そうとした・・・出そうとした・・・


壊れた・・・


「ふっ・・・」
                         脱兎)

済みませんっ!登録表全員分無くしましたっ!
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